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コンテント・テクノロジーズ、日本法人を設立し、コンテンツセキュリティーソフトを発売

1999年10月13日 00時00分更新

文● 編集部  井上猛雄

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13日、英国コンテント・テクノロジーズは、東京・大手町のアーバンネット大手町において、9月に設立した日本法人と、Eメールコンテンツセキュリティーソフト『MIMEsweeper』(日本語バージョン)の発売について発表した。

『MIMEsweeper』は、企業の機密情報の漏洩防止、不快な内容や法的責任を問われるようなメールのフィルタリング、メールに埋め込まれた隠しオブジェクトや偽装ファイル、メールに添付されているウィルスなどを検出できるコンテンツセキュリティーソフト。

メールのコンテンツの内容は3段階のプロセスによってチェックできる。Eメールの送受信者とメッセージに応じてセキュリティーポリシーを適用し、キーワード、ファイル形式、サイズなどで設定したポリシーに従ってコンテンツを圧縮回解凍、分析する。分析の際には、セキュリティーレベルの判定を行ない、管理者への報告通知、Eメールのブロック処理などが行なえる。

価格はオープンプライス。10月18日より、評価版をダウンロードできる(http://www.mimesweeper.com)。

機能説明。適用ポリシーを決定する際には、組織、部門、個人別に具体的なコンテンツセキュリティー操作とポリシーシナリオによってルールを実行できる。各部門の営業部に対してのみポリシーを適用、その結果をリリース、ペンディングするといったカスタマイズ化が可能
機能説明。適用ポリシーを決定する際には、組織、部門、個人別に具体的なコンテンツセキュリティー操作とポリシーシナリオによってルールを実行できる。各部門の営業部に対してのみポリシーを適用、その結果をリリース、ペンディングするといったカスタマイズ化が可能



今回、日本法人設立の発表にあたり、英国コンテント・テクノロジーズ社のCEO、ディビット・ガイアット氏が来日した。同社は、’95年に設立、コンテンツセキュリティー分野を中心に展開してきた。

コンテンツセキュリティー分野の重要性について述べるコンテント・テクノロジーズ社のCEO、ディビット・ガイアット氏(中央)。アラン・シャベリアン氏(右)はアジア太平洋地域代表取締役
コンテンツセキュリティー分野の重要性について述べるコンテント・テクノロジーズ社のCEO、ディビット・ガイアット氏(中央)。アラン・シャベリアン氏(右)はアジア太平洋地域代表取締役



ディビット・ガイアット氏は「Eメールは、インターネットの加速度的な普及に伴って非常に重要なツールになったと認識されている。Eメールが重要なツールになれば、そのコンテンツも重要になってくる。コンテンツセキュリティーは最初からメールに搭載されていなければならない機能だと思う。今回の法人化は、昨年11月に決定、9月に設立の運びとなったが、日本市場にコミットメントを示すためにも、常々考えていた。代理店(フォーバルクリエーティブ、シー・エス・イー)などの流通は変わらず、これまでどおりの関係を続けていく」。 また、今後の市場の見込みについては、「この5年間はマーケットを作り上げてきた。現在、MIMEsweeperのユーザーは450万人ほどに達している。売上は年々倍以上の伸びを示している。この市場は40億ドル規模になると予想されている」とコンテンツセキュリティー分野の重要性について述べた。

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