ノベル(株)は12日、2000年問題未対応の中小企業などを対象に、同社が提供しているデスクトップ管理アプリケーション『Z.E.N.works
1.1』、および同製品とネットワーク統合管理アプリケーション『ManageWise
2.6』とのパッケージ製品に、(株)アルファ・オメガソフトの2000年問題リスク管理ツール『Check2000
Client Server』5ユーザー版を同梱し、20日に出荷すると発表した。価格はライセンス制で、オープン価格。
Novell Directory Services(NDS)を使用しているネットワーク環境では、Z.E.N.works
1.1とCheck2000 Client Serverを併せて使用することで、2000年問題の調査/対応が可能となる。具体的には、ワークステーションのハード、ソフト、データなどをスキャンすることにより、2000年に関する潜在的問題を識別し、管理者へ警告したり、ネットワーク上のパソコンに対してメーカー推奨のソリューションなどの配布/適用を行なう。また、外部から新たに入るデータのチェックも可能。
Check2000 Client Serverは主に次のものを特定する。'99年12月31日から2000年1月1日に日付が変わるときにBIOSの問題が発生するパソコン、2000年2月29日(閏年)に対応できないパソコン、2000年対応のOS設定がなされていないパソコン、2000年問題を抱えているアプリケーションがインストールされているパソコンまたはサーバー、2000年問題の危険性を含んでいるユーザーのデータファイルなど。
対応OSは、サーバー側はNDSが動作するNetWare 4.11以降で、クライアント側はWindows
3.1/98/NT 4.0など各種。
今回のバンドルでのライセンス体系は、Z.E.N.works 1.1は5から250ユーザーまでの4種類、ManageWise
2.6は5から500ユーザーまでの7種類。Check2000 Client Serverは5ユーザー版のみで、ライセンスの追加購入が可能。