(有)原田英治事務所は、“英治出版”の名称で、書籍『WEB戦略のベストプラクティス』(ジョナサン・ローズノアほか共著、価格1500円、一世出版発売)を発刊した。同時に、オンデマンド印刷機を利用して同書籍の拡大版の直販を開始した。拡大版は122%のサイズでも価格は同じ。これは、小さい字を読むことが困難な高齢者に配慮したためだという。
従来の印刷では、印刷サイズを変更するには元の版となるフィルムから作り直す必要があり、別の書籍を作るほどの費用がかかる。
オンデマンド印刷では、フィルムのかわりに、パソコンの画面上などでレイアウトしたデジタルデータを、専用の印刷機に入力し印刷する。
同社では、書店向けの書籍の初版時にカバーや表紙などを多めに印刷しておき、増刷時には、本文印刷にオンデマンド印刷機を利用することで少ロットでの印刷を可能にするという。
同社ウェブサイト |
同社のウェブサイト上で同社書籍の全文を公開するサービス“バーチャル立ち読みサービス”を開始した。同サービスは、DTPデータからGIFファイルを作成し、背景色との組み合わせにより、印刷にはプロテクトをかけるというしくみで、ウェブサイトで読むことはできるが、印刷はできないという。