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台湾地震の影響でメモリー価格急騰――コンピュータ・ニュース社が予測

1999年10月01日 00時00分更新

文● 編集部 山本誠志

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(株)コンピュータ・ニュース社は、日本国内におけるメモリー市場の動向について発表を行ない、その中で容量128MBのSDRAMが3万円を上回るとの予想を示した。発表の内容は、大手パソコン販売会社の218店舗の販売データを元にした、同社独自の見解。

調べによると、9月16日から28日までの2週間で、168ピンSDRAM(128MB)の平均価格は1万9607円から2万2402円に、144ピンSDRAM(128MB)の平均価格は1万9214円から2万4718円に、それぞれ値上がりしている。メモリー製品は9月に入ってから全般的に値上がり傾向にあったが、9月21日に起きた台湾中部大地震が価格上昇に拍車をかけたという。10月中旬以降は本格的にメモリー製品が不足する可能性が強く、128MBのSDRAMは今後、5000~6000円ほど上昇する見込み。

同社では、メモリー価格の高騰は2000年春頃まで継続すると見ており、128MB SDRAMの平均実勢価格は今後、3万円を上回る水準まで上昇すると予想している。

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