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アルプス電気、マイクロドライプリンター『MD-5500』を発表

1999年09月29日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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アルプス電気(株)は、A4ノビサイズでマイクロドライ方式のプリンター『MD-5500』を発表した。専用紙を用いた2400dpi相当の画像印刷を実現したほか、透明なフィルム用紙に印刷できる専用インク“ベースドホワイト”も利用できる。USBポートも標準装備した。発売は10月9日、価格は5万9800円。

本体カラーは前機種MD-5000までのブラックからアイボリーに変更された
本体カラーは前機種MD-5000までのブラックからアイボリーに変更された



同社が開発したマイクロドライ方式の特徴は、“溶融型熱転写方式”により水分を含まない固形顔料系インクを使用する点にある。インクジェット式と比べ耐水性が強く、また裏写りがないので両面印刷にも適しているという。また商用印刷に近い印刷方式のため、DTPデザイナーらが実際の仕上がりを確かめるために使用するケースが多いという。

MD-5500はA4ノビサイズに対応し、印刷解像度は600dpi。 専用フィルムのVDフォト・フィルムと専用紙のVD用紙を利用することで、最大2400dpi相当の画像印刷が可能だ。また専用インクのMFインクを使用することで、普通紙でも同程度の高画質印刷ができるという。またスムージング処理により1200×600dpi相当でテキスト印刷も可能となっている。

新機種では“印刷本紙モード”を追加し、専用紙による2400dpi相当/160線(lpi)での印刷ができるようになった。これによりより商用印刷の仕上がりを、質感も含めて確認することができるという。

さらに今回、白下地印刷用のインクカセット『ベースドホワイト』を新開発した。通常のプリンターでは、フィルムなどに印刷すると白の部分は印刷されずに透明のまま出力されてしまうが、ベースドホワイトを使用することでフィルム用紙にも白色の印刷が可能になり、パッケージデザインの見本やアイロンプリントの制作に威力を発揮するという。

また新機種ではUSBポートを標準装備した。従来通りパラレルポートも装備している。Macintosh用にSCSIアダプターも用意されいている。

対応OSはWindows 95/98/NT 4.0と、MacOS 7.6.1以上。サイズは幅462×奥行き300×高さ190mm、重さ約5.2kg。

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