米IBM社と米デルコンピュータ社は27日(現地時間)、サービス業務での提携契約を締結したと発表した。これにより、IBMグローバルサービスは、デルに対し、サービスプロバイダーとして、コンピューター関連のサービスを提供することになる。
今回の契約は、今年3月に発表したIBMとデルの160億ドル(約1兆6960億円)規模の技術提携を背景として締結され、両社間のサービス分野での既存の協力関係を正式に規定すると同時に、その範囲の拡大を図るもの。契約期間は7年で、契約規模は約60億ドル(約6360億円)に相当する見込み。コンピューターシステムの直販メーカーのデルと、情報技術サービスプロバイダーでもあるIBMという両社の強みや能力を結合し、かつ補完し合うという。
デルは2000年の初頭から、米国の企業、官公庁、および教育関連などの顧客に対して、同社のデスクトップ、ノートブック、ワークステーション、ネットワークサーバー、およびデータストレージ製品の設置やオンサイト保守サービスを、IBMグローバルサービスを通して提供する予定。