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ソニー、“メモリースティック ウォークマン”を12月に発売

1999年09月22日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ソニー(株)は、携帯型オーディオプレーヤー“メモリースティック ウォークマン”『NW-MS7』を発表した。同時に、小型IC記録メディア“マジックゲート メモリースティック”を発表した。これは、著作権保護技術“MagicGate”を採用した記録メディアで、NW-MS7で利用されるもの。

“メモリースティック ウォークマン”『NW-MS7』 “メモリースティック ウォークマン”『NW-MS7』



NW-MS7は、マジックゲート メモリースティック(以下、MGメモリースティック)を記録媒体に採用した携帯型オーディオププレーヤー。SDMI(Secure Digital Music Initiative)規格に準拠しており、インターネットを利用した音楽配信サービス“EMD:Electronic Music Distribution”からダウンロードした楽曲を保存、再生することができる。

2つの著作権保護技術“MagicGate”*1と“OpenMG”*2を採用し、著作権の保護を行ないながら、EMDや音楽CDのコンテンツをパソコン内のHDDに記録した後、パソコンからNW-MS7にコンテンツを転送してMGメモリースティックに記録することができる。

音声圧縮技術には“ATRAC3”を採用しており、音声データをMDの約2分の1に圧縮できる。64MBのMGメモリースティックに、ATRAC3標準モードで約80分の録音が可能。また、パソコン上で入力した曲名などを表示する“3行フルドットLCD”を搭載する。漢字タイトルの表示も可能。各操作は、本体側面に装備された“ジョグレバー”で行なう。パソコンとの接続には付属のUSBケーブルを利用、CD1枚分のデータを約4分で転送できるという。

本体サイズは幅37×奥行き19.2×96.3mm(最大突起含まず)、重量は約69g(内蔵電池/メモリースティック含む)。64MBのMGメモリースティック『MSG-64A』を付属する。発売は12月21日で、価格は4万5000円。

*1
:MagicGateは、MGメモリースティックとその対応機器に搭載される著作権保護技術。対応機器と記録メディアの間で、互いに著作権保護に対応しているかどうかの認証を行ないながら、コンテンツの暗号化を行なう。認証された機器以外では、著作権情報を持つコンテンツの再生はできない。

*2:OpenMGは、パソコン上に取り込まれたEMDや音楽CDのコンテンツを管理する著作権保護技術。音楽コンテンツをHDDに暗号化して記録し、そのパソコン上で音楽の再生が行なえる。MagicGateにも対応し、MagicGate対応機器および記録メディアにコンテンツを記録できる。

また同社は、MGメモリースティック『MSG-32A』(記憶容量32MB)、『MSG-64A』(同64MB)を、同じく12月21日に発売する。価格はMSG-32Aが1万3500円、MSG-64Aが2万2000円。両製品ともSDMIに準拠している。

“マジックゲート メモリースティック”『MSG-32A』  “マジックゲート メモリースティック”『MSG-32A』

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