シャープ(株)は、携帯情報端末『ザウルス』を利用した市町村や介護関連サービス業者向けの業務支援システム“ザウルス・介護認定調査支援システム”を10月に発売する。
2000年4月の介護保険制度導入に備え、10月から自治体で、高齢者がそれぞれどの程度介護を要するかについて調査を始める。同社ではこれを受け、ザウルスを利用してデータの収集処理を行なうシステムを開発したもの。
これによって自治体は、パソコンで調査スケジュールの管理や調査員の割り当てが可能になるほか、調査員は、デジタルカメラやザウルスを利用した手書きイメージ入力で、要介護者の正確な状態を伝えられるという。
このシステムには、パソコン用ソフトとザウルス用ソフトのほか、これらをつなぐ専用ケーブルなどが同梱される。対象となるザウルスはMI-EX1/MI-PIで、パソコン用ソフトの対応OSはWindows
95/98/NT4.0。価格は未定。