米マイクロソフト社は15日(現地時間)、米ビジオ社を買収することで、ビジオと合意したと発表した。買収総額は約13億ドル(約1363億円)。普通株式の交換という形式で取引され、ビジオ株1株当たり0.45株のマイクロソフト株を交換する。手続きは年内に完了する予定。
ビジオは、マイクロソフトの“Business Productivety Group”の1部門“Visio
Division”となるが、当分の間は、ビジオの事業運営自体に大幅な変更はないという。ビジオの製品群は、Microsoft
Officeファミリーとなるが、今後も独立した“Visio”ブランドとして提供される。現在開発中であるビジネスグラフィックソフト『Visio
2000』シリーズも、開発作業は継続されるという。
また、ビジオの社長兼CEOであるJeremy Jaech(ジェレミー・ジェイク)氏は、マイクロソフトのVisio
Division副社長に就任する。Jaech氏は「マイクロソフトとの合併は、われわれの製品のワールドワイドでのセールス拡大に大きく貢献するだろう」としている。
ビジオの日本法人であるビジオ・ジャパンも、米国と同様に、今後も独立した形で製品開発を行ない、“Visio”ブランドをさらに広めていく方針だという。