サン・マイクロシステムズ(株)は、昨年8月より実施していた“Free
Solaris”プログラムに、最新環境の『Solaris 7
日本語版』を追加することを発表した。“Free Solaris”プログラムは、営利目的や商業活動に関連しない非商用利用に限定して、無償でSolarisオペレーティング環境のバイナリライセンスを提供するもので、日本語版が追加されたのは今回が初めて。
日本語版が追加されたことには、LinuxやFreeBSDなどの無償提供OSのシェアが、日本でも急速に増加している中で、Solarisを無償で提供することによるSolaris陣営の拡大・活性化が狙いと見られる。
今回提供される『Free Solaris 日本語版』は、付属ソフトウェアCDが含まれない以外は、通常のSolaris
7
日本語版とまったく同じ内容で、デスクトップとサーバーのライセンスの区別はなく、サーバーとしての使用も可能となっている。申し込みは、サンが世界的に展開している開発者向け会員制総合支援プログラム“Sun
Developer Connection(SDC)”の個人会員向けサービスの中で提供されるため、SDCの個人会員への登録(無料)が必要となっている。また、製品はCD-ROMで提供されるため、メディア代金、配送料・手数料など合わせて40ドル相当(約4200円)が必要になる。
・Sun Developer Connection(SDC)
http://www.sun.co.jp/developers/solarispromo.html