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キヤノン、毎分60枚の高速プリントが可能なレーザープリンターを発売

1999年09月16日 00時00分更新

文● 編集部 寺林暖

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キヤノン(株)は14日、A3サイズに対応したモノクロのレーザープリンター『キヤノン レーザショット LBP-1060』を発売すると発表した。 一般ビジネスから企業内印刷までのネットワーク環境下での大量/高速プリントを目的としている。10月14日発売予定で、価格は298万円。販売目標は1か月あたり500台だという。



LBP-1060は、同社のレーザープリンター『キヤノン レーザショットシリーズ』の最上位機種に位置付けられる。用紙ははがき~A3サイズに対応している。64bit RISCプロセッサーであるR5000-200MHzを搭載し、印刷速度はA4サイズで毎分60枚となっている。また、感度/硬度に優れた独自方式のA-Si(アモルファスシリコン)感光ドラムを搭載。月間10万枚まで出力できる耐久性を持つという。

印字解像度は600dpi。アドビシステムズ社のページ記述言語“PostScript3”および、データ解像度中のデータを細分化し、ドット間の濃度変化を滑らかにする“新スーパー・スムージング・テクノロジー”を採用し、2400×600dpi相当の解像度を実現しているという。標準給紙枚数は4250枚。オプションの『サイドペーパーデッキ C1』(3500枚、A4ヨコ/B5ヨコ)を装着することで、最大7750枚の給紙が可能となっている。また、A4で最大2000枚相当のソート出力、100部のステイプルソートが可能な『フィニッシャーD1』を装備している。

同製品はEthernetインターフェース(100BASE-T/10BASE-T/10BASE-5対応)を標準で備え、プリンターにはパラレルインターフェース(セントロニクス準拠/双方向対応)を利用して接続する。マルチプロトコルにも対応し、TCP/IP、IPX/SPX、AppleTalk(EtherTalk)、SMB(Over TCP)などをサポートしている。OSはWindows 95/98/NT、Mac OS 7.6以降、NetWare 3.x/4.x、ほか各種のUNIXに対応。また、ネットワーク上のすべてのプリンターを一括して管理するソフト『NetSpot』、スプールされたジョブのハンドリングをウェブブラウザーで行なうソフト『Fiery WebSpooler』、PDF/PostScript/EPSファイルをプリンターにダウンロードするソフト『Fiery Downloader』が付属する。本体サイズは、幅764×奥行き795×高さ1005mmで、重量は約232kgとなっている。

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