富士ゼロックス(株)は、『週刊少年マガジン』(講談社)や『週刊少年サンデー』(小学館)に連載中のマンガを電子化し、オンライン上で販売するサイト“まんがの国”を10日開設した。
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このサイトで購入できるのは、『金田一少年の事件簿』『G・T・O』(『少年マガジン』)や『お水の花道』(『Kiss』)、『名探偵コナン』『犬夜叉』(少年サンデー)など講談社と小学館のマンガ8タイトル。『少年サンデー』と『少女コミック』のマンガは発売日と同時に掲載されるほか、その他のマンガも発売日の1週間後に入手できる。価格は1話あたり50~100円。
このサイトを利用するには以下の手順が必要だ。
1.まず富士通ゼロックスにCD-ROMを申し込む(無料、送付には約1週間程度かかる)。
2.この中に入っている“アクセスチケットシステム”をインストールする。
3.同サイトで読みたいマンガをダウンロードする(ダウンロードされたマンガは暗号化された状態なのでこの時点ではまだ読むことはできない)。
4.そのマンガの分量に応じて、“アクセスチケット”を購入する(このチケットとは暗号を解除するID。この購入にはクレジット会社などを通し、2000円から5000円をプリペイド方式で支払うか、クレジットカードで支払う)。利用できるのは、(株)ウェブマネーの“Web
Money”、アコム(株)の“アコシス”、富士ソフトABC(株)の“QQQ”、(株)デジタルチェックの“C-CHECK”。
5.支払い後、クレジット会社から送られてくるIDを入力してマンガを読む(ID送付までに約1週間かかる)。
プリペイドの場合は、購入した金額まで、クレジットの場合は口座の金額が許す限り読むことができるので、マンガを読むたびにすべての手順を踏むわけではない。
また、現在はキャンペーン中で、マンガのバックナンバーが入ったCD-ROMをサイト上で申し込むことができる。
このシステムは、同社の電子商取引用電子チケット技術“DDSA(デジタル・ドキュメント・セキュリティ・アーキテクチャー”を利用したもので、システムのインストールとIDの入力という2重の手続きによって著作権の保護が可能になるという。
対応OSは、Windows 95/98/NT 4.0以上、CPUは Intel Pentium-120MHz以上が、メインメモリーは32MB以上必要となる。また、Adobe
Acrobat Reader4.0J、Netscape Communicator 4.06[ja]以上もしくはInternet Explorer
4.01 SP1以上が必要。