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NTTデータ、パイオニアシステムサイエンスの経営権取得を発表

1999年09月10日 00時00分更新

文● 編集部 堀田ハルナ

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(株)NTTデータは、情報産業向けの業務効率化システムの提供などを主要業務とするパイオニアシステムサイエンス(株)の経営権取得に関して、親会社のパイオニア(株)と合意に達したことを発表した。これに伴い、パイオニアシステムサイエンスは、社名を(株)エヌ・ティ・ティ・データ・サイエンス(NTTデータ・サイエンス、予定)に変更、運営は10月1日に開始する。

今回の経営権移行は、NTTデータが、製造分野で実績のあるパイオニアシステムサイエンスを子会社とすることで、産業分野での業務拡大を狙ったものである。新会社の業務は、ERP(Enterprise Resource Planning:統合基幹業務システム)を中心としたシステムの導入・運用コンサルテーション、システム開発、ソフト・ハードの販売などになり、製造業界、流通業界をターゲットにビジネス展開するという。

左からNTTデータ常務取締役産業システム事業本部長の大橋純氏、NTTデータ代表取締役の青木利晴氏、パイオニア代表取締役副社長の杉本昌穂氏、パイオニアシステムサイエンスの長島幸男氏
左からNTTデータ常務取締役産業システム事業本部長の大橋純氏、NTTデータ代表取締役の青木利晴氏、パイオニア代表取締役副社長の杉本昌穂氏、パイオニアシステムサイエンスの長島幸男氏



本日、都内で行なわれた発表会で挨拶に立ったNTTデータ代表取締役社長の青木利晴氏は、「現在のNTTデータの売上げは約7000億で、産業分野での売上げは、この20パーセント。今後はこの産業分野での伸びを期待したい」と語った。また、パイオニアの代表取締役副社長の杉本昌穂氏は、「パイオニアが同社を手放すのは、パイオニアシステムサイエンスの一層の発展を期待したからだ。ハードを提供するパイオニアとソフトを提供するNTTデータとの融合で、益々業績を伸ばしたい」とした。

資本金は3000万円で、出資比率はNTTデータとパイオニアで7:3となっている。パイオニアシステムサイエンスの現在の売上げは、20億円。3年後に50億を目指すという。

    パイオニアシステムサイエンス03-3491-6603

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