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【WORLD PC EXPO '99レポート Vol.23】三菱鉛筆、会社印などが30分で作成できる『判 do Made(はん・ど・メイド)』を発売

1999年09月09日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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WORLD PC EXPO '99において、三菱鉛筆(株)は、会社などでよく使われる5種類のスタンプ台のいらない浸透印を、30分ほどで作ることのできる、事務用浸透印作成機『判 do Made(はん・ど・メイド)』を10月13日に発売すると発表した。5種類の浸透印を作成できる材料が入ったセットで、価格は9800円。

三菱鉛筆、印章事業部の和田徹夫部長
三菱鉛筆、印章事業部の和田徹夫部長



はん・ど・メイドは、Windows 95/98/NT 4.0に対応した作成ユーティリティーを使って印面データ(印章の文字)を作成し、版下をOHPシートに出力し、それを作成機本体に印材とあわせてセットする。作成機では、フラッシュバルブを発光させて、印面を焼き付ける仕組み。作成した印面はインクパッドとホルダーにセットすると、20分ほどで押印可能になるという仕組み。これにより、従来文具店や事務用品店に依頼した場合に、2~3週間かかっていた浸透印の作成が、印面データの作成も含めても、30分ほどで可能になるという。

価格面でも、典型的な角型会社印を文具店経由で依頼した場合に、1つあたり5~6000円程度かかるものが、約2000円で済むという。また、作成機本体は、半永久的に使用でき、印材やフラッシュなどは個別に購入可能なため、事務コストの削減にもなるとしている。

印面データをOHPシートにいったん出力するということで、サイズさえ合えば、ユーザーがドローソフトなどを用いて、イラストなどまったく独自の印面データを作成することも可能。付属のユーティリティーは、ドローソフトなどの操作になれていないユーザーでも、説明に従えば容易に印面データを作成できることを狙ったもの。

三菱鉛筆では、会社で使われる(個人印でない)浸透印の市場を、年間およそ20億円程度と見ており、「そのうちの10分の1、2億円程度の市場が取れればと考えている」(和田部長)という。

付属のWindows用のユーティリティーソフトの画面
付属のWindows用のユーティリティーソフトの画面



『判 do Made(はん・ど・メイド)』
『判 do Made(はん・ど・メイド)』

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