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日立金属など、新マグネシウム成形法を発表

1999年09月03日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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日立金属(株)と(株)東京精鍛工所は8月31日、ソニー(株)と共同で、新マグネシウム成形法“プレスフォージング製法”*を開発したと発表した。これは、高温のマグネシウムを型のなかで連続的に成形する鍛造法。従来用いられていたダイカスト法(鋳造)と比較し、引張強度で約1.3倍、耐力で約1.5倍、伸び率で約2.5倍向上しており、そのほか靭性、表面のなめらかさといった点で、優れているという。また、成形過程において、成形時間の短縮(約2分の1)、外観の湯ジワ、内部の酸化物/ガスの混入がないといった特徴があるという。

*この成形法について、日立金属と東京精鍛工所の商標登録は“DAF プロセス”

製造および販売は東京精鍛工所が行ない、8月に生産を開始、毎月15万個の生産が計画されている。なお、同成形法はソニーマーケティング(株)が8月に発表したMD『MZ-R90』『MZ-E90』のキャビネットで採用されている。

『MZ-R90』。ソニーマーケティングが発売する。Copyright 1999 Sony Marketing
『MZ-R90』。ソニーマーケティングが発売する。Copyright 1999 Sony Marketing

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