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電子メールで海賊版販売を広告、“ウエアズバンク”摘発

1999年09月01日 00時00分更新

文● 編集部

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(社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、愛知県警生活経済課と豊田署、生活安全特捜隊、ハイテク犯罪対策室が31日、インターネットを利用して海賊版ソフトウェアを販売していた中国人会社員男性(33歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕したと発表した。同日行なわれた被疑者宅の家宅捜索において、パソコン1台とCD-R220枚などを押収したという。

被疑者は“ウエアズバンク”と名乗り、海賊版販売を広告する電子メールをインターネット上のユーザーに送りつけて顧客を得ていた。アドビシステムズ(株)の『Adobe Photoshop 5.0 日本語版』や『Adobe Illustrator 8.0 日本語版』、(株)ヴァル研究所の『駅すぱあと』などのソフトウェアをCD-Rに無許諾で複製し、今年3月から約140人に対して販売したという。代金は先払いで、被疑者がインターネットで購入した架空名義の銀行口座に振り込ませており、約140万円を売り上げていた。もうけはパソコン機器の購入などにあてていた。

被疑者は、“ソフトウエア詰め放題サービス”と銘打ち、海賊版ソフトのリストからCD-R(650MB)に入るだけのソフトを顧客に選ばせ、1枚当たり9800円で販売していた。海賊版リストも毎月数回更新しており、8月27日にも更新していたという。

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