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エーアンドピー、デザイン素材の販売を行なう会員制サイト“gu-mantan WEB”を発表

1999年08月27日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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エーアンドピーコーディネータージャパン(株)は、デザイン素材の販売サイト“gu-mantan WEB”を開設すると発表した。これは、個人から企業のユーザーを対象とし、静止画/動画/音声などの素材データを販売する会員制サイト。約7万点の素材をデータベース化し、同サイト内で販売する。収録素材は、同社が既にリリースしている素材集のデータを中心に、ウェブオリジナルのものも加えるという。サービスは8月31日に開始する。

“gu-mantan WEB”の画面例。サイトの構築にはLinuxを利用した
“gu-mantan WEB”の画面例。サイトの構築にはLinuxを利用した



用意する素材は、写真/クリップアート/動画/音声/フォント/テンプレート(POPや文書)/マップ/アプリケーションの8種類。サイトのオープン時は、写真/クリップアート/動画/フォント/マップの5種類のみで、その他の素材については順次販売を開始する。

販売する素材はそれぞれ、スタンダード(S)/ハイクオリティ(H)/スーパーハイクオリティ(SH)の3段階の解像度のものを提供する。例えば写真素材の場合、すべてJPEG形式で、Sクラスのものが640×427~800×600ドットで72dpi、Hクラスのものが725×510~640×480で150dpi、SHクラスのものが3072×2048~4096×3072ドットで350dpiとなっている。

収録する素材は、任意のキーワードで検索する“クイックサーチ”と、あらかじめ用意されたカテゴリーから選んで検索を行なう“パワーサーチ”の2つの方法で検索できる。また、地図素材を集めた“MAPIO WEB”、動画素材を集めた“動画道”といった、用途に応じた専用メニューもサイト内に設けられるという。

会員コースと料金は以下のとおり。

・一般会員:年会費9000円。Sクラスの素材が自由に使用できる
・デザイナー・SOHO会員:年会費1万2000円。Sクラスの素材を自由に使用できるが、H/SHクラスの素材については素材1点ごとの従量課金制をとる
・ビジネス会員:年会費5万円。アクセスのためのパスワードを3つ用意する。Sクラスの素材を自由に使用できるが、H/SHクラスの素材については素材1点ごとの従量課金制をとる

素材の価格は1点あたり、Hクラスが500円~1万円、SHクラスが7000円~1万8000円程度。また、これらのクラスとは別に、個別に料金が設定された素材やデザイナーによる作品も販売する。インターネットで受注し、代金はクレジットカード、あるいは銀行/郵便振替で支払うことになる。

年間会員のほか、一般会員とデザイナー・SOHO会員に対しては90日間コースも用意。さらに、同じく“gu-mantan WEB”の90日間限定ライセンスを付与したCD-ROM(名称は未決定)を10月に販売する予定。対応OSはWindows 95/98/NT 4.0および漢字Talk7.1で、価格は3980円の予定。


“gu-mantan WEB”で販売する素材は、非営利の個人的使用と、ビジネス/プレゼンテーション使用資料など一部の営利目的を想定しており、素材を用いてポストカードなど販売用製品を作成する場合は別途契約料が必要となる。



デザイン環境のインフラを整備する

 代表取締役の藤井健之氏
代表取締役の藤井健之氏



“gu-mantan WEB”で販売する素材は今年末までに20万点に拡充、5000人の会員を獲得することを目指すという。代表取締役の藤井健之氏は、「デザインはパーソナルなもの。同じテーマでも100人いれば100通りのデザインがある。こうした需要に答えられるインフラを整備したい」と語った。同社はこのコンセプトを“D-EXCHANGE(Design-Exchange)”と名付け、将来的にはデザイン素材500万点、コンテンツパートナー5000人を擁するサイトに育てたいとしている。

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