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富士写真フイルム、光学3倍ズーム搭載のデジタルカメラ『FinePix1700Z』を発表

1999年08月26日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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富士写真フイルム(株)は、デジタルカメラ『FinePix1700Z』を発表した。150万画素CCDと光学3倍ズームを厚さ3cmあまりのボディーに搭載した。メガピクセルクラスで光学3倍ズーム採用のデジタルカメラとしては世界最小、最軽量を実現したという。発売は9月21日で、価格は8万9800円。

モード切替やズーミングは本体上部のモードダイヤルとボデ
モード切替やズーミングは本体上部のモードダイヤルとボデ


ィ裏面に大型十字ボタンに集約し、片手で操作ができる

『FinePix1700Z』は総画素数150万の1/2.2インチ正方画素原色CCD(有効画素数は発表されていない)を採用。記録画素数は1280×1024ピクセルと、640×480ピクセルとなっている。撮影感度はISOで125に相当するという。

レンズは4面3枚のガラスモールド非球面レンズを含む6群6枚構成の『EBCスーパーフジノンレンズ』。焦点距離は6.6~19.8mm(35mmカメラ換算で38~114mm相当)。絞りはワイド側でF3.2~5.0、テレ側でF7.0~11.5で自動切り替えとなっている。2倍のデジタルズームも備え、光学ズームと組み合わせて最大6倍のズーミングが可能。最短25cmまでのマクロ撮影もできる。レンズは、電源スイッチと連動して開閉する金属カバーで保護されている。

前モデルに搭載されていた“シーン自動認識オートホワイトバランス機能”に加え、新開発の“シーン自動認識AE”を搭載。これらを組み合わせることにより、晴天下の順光や曇天時など、低コントラストになりがちな条件でも自動的に最適な色合いや明るさで撮影することが可能だという。また高速RISC-CPUを2基搭載し、起動時間、撮影間隔とも3秒台に短縮。640×480ピクセル時には秒間3コマ、最大9コマの連写も可能だ。

幅79×高さ97.5×厚さ33.4mm、重さは約270g(専用充電式リチウムイオン電池、スマートメディアを含む)と手の平におさまるサイズ。ボディには質感の高いアルミニウムとマグネシウムの合金を採用して強度もアップしたという。

ディスプレーは2インチ13万画素低温ポリシリコンTFTカラー液晶を採用。同社の従来製品と比べ明るさが3割アップしているという。記録メディアはスマートメディア(3.3V)を採用している。

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