(株)エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)は、コンパックコンピュータ(株)と業務提携し、コンパックが7月に発表したiモードサービスに対応するグループウェアの『Bizport(ビズポート)』、およびサーバー『Prosignia(プロシグニア)シリーズ』を、NTT-MEのサービス拠点を通じ、関東を中心とした7都県で9月1日に販売を開始すると発表した。
NTT-ME取締役で第4マーケティング本部長の所精一氏、「12月までに1000台の販売を目標とする」 |
NTT-MEが販売するのは、BizportとProsigniaシリーズを組み合わせてパッケージ化した『Bizportパック』。iモード対応携帯電話を通じて社内のグループウェアにアクセスし、予定表や電子メールを利用できるというもの。同社では4月から開始した事業所向けの携帯電話販売が好調で、iモード対応携帯電話の販売と合わせて積極的に展開していきたいという。
Bizportパックのターゲットとなるのは中小企業や事業所。基本となる製品ラインアップは、25ユーザーパックの『タイプS』、50ユーザーパックの『タイプM』、200ユーザーパックの『タイプL』の3種類。100ユーザー単位でライセンスの追加も可能。組み合わされるProsigniaサーバーはPentium
II-450MHzを搭載した『Prosigniaサーバ720』が基本となっており、タイプによってメモリーとHDD容量が異なる。Bizportパックの販売価格はタイプSが99万8000円、タイプMが139万8000円、タイプLが279万8000円で、それぞれ別途に月額2万8000円のサポート費用が発生する。追加100ユーザーライセンスの価格は90万円。
販売地域は東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨、新潟、長野の7都県。販売拠点となるのは、NTT-MEが中小企業/事業所を対象にITコンサルティングとユーザーサポートサービスを展開する“ME
WAVE(エムイーウェーブ)”サービス拠点で、全380ヵ所を通じて販売する。
コンパックコンピュータ取締役、営業統括本部長吉田雅彦氏 |
コンパックによると、26日から出荷開始されるBizportは7月の発表直後から多くの問い合わせや引き合いが来ており、販売も好調だという。今回のNTT-MEとの業務提携では、NTT-MEの持つ、携帯電話、ソフト、サーバー、サービスを統合して提供できるインテグレーション力に期待しているという。