インテル(株)は24日、ワークステーション、サーバー向けプロセッサー『インテル
Pentium III Xeon プロセッサ』の550MHz版を発表、出荷を開始した。4ウェイ、8ウェイ向けとしては、今年3月に発表した500MHz版の後継プロセッサーとなる。製品は、2次キャッシュをそれぞれ512KB、1MB、2MB搭載した3製品が用意される。またPentium
III Xeonをベースとした8ウェイサーバーをサポートするサーバー向け新チップセット『Profusion』も同時に発表した。
 | Pentium III Xeonプロセッサー |
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『Pentium III Xeon』は、プロセッサーと同じスピードで動作する大容量2次キャッシュを搭載したサーバー、ワークステーション向けプロセッサー。プロセッサー・シリアル・ナンバーと浮動少数点演算用のSIMD命令、ストリーミング・メモリー命令、ニューメディア命令を含む“インターネット・ストリーミングSIMD拡張命令”を備える。550MHz版では今年4月、2ウェイサーバー向けとして2次キャッシュを512KB搭載した製品が出荷されており、今回発表された3製品は4ウェイから8ウェイに対応している。
1000個受注時の価格は、2次キャッシュ512KB版が11万5130円、1MB版が24万4860円、2MB版が45万6570円。
同時に発表されたサーバー向けチップセット『Profusion』は、米コンパックコンピュータ社と共同で開発したもの。最大8基までのプロセッサーに対応し、最大32GBのメモリー、複数の64bit
66MHzI/Oバスをサポート。インテルによれば、RISCベースのプラットフォームに匹敵する性能を低い価格で提供できるといい、これまでの4ウェイチップセットと比べ1.6倍の拡張性を持つという。
インテルによれば、『Profusion』をベースにしたサーバーを20社以上が開発中としており、本日、新チップセットを搭載したサーバーが、コンパックコンピュータ(株)や(株)日立製作所などの主要メーカーから一斉に発表された。
