スリーディープラス(株)は、秋のアニメ新番組「ゾイド」の3DCG制作の一部に参加すると発表した。これに合わせて同社は、同社の営むデジタルクリエイターのための専門学校、“電子学園3Dplus”で新コース“スーパープロダクションコース”を設立した。
ゾイド (C)1999 SHO-PRO・MBS・JRK |
このコースは、制作現場で即戦力となる人材を育成するために設立された。同学園の基礎となるコースで十分なスキルを身に着けた学生が、アニメやゲームなどの制作に参加して、現場への対応力を身に着ける、という目論見になっている。学生が参加するのは、デジタルメディアラボやガイナックスなど、同社が提携する制作プロダクションだ。
同社の舟木奨代表取締役社長は、このコースの設置の目的を次のように説明した。すなわち、テレビなどの制作現場にすぐに入ることができる人材作り、業界でのネットワーク作りを進めていきたいというのである。
今回の番組で、スリーディープラスは、小学館ミュージック&エンターテイメントのプロジェクトに参加して、主役キャラクターゾイドなどの3DCGの制作を担当する。
『ゾイド』は、(株)TOMMYが'83年から'91年まで発売していた、動物や恐竜をモチーフにしたおもちゃ。子供向け雑誌『コロコロコミック』で漫画も連載されていた。はるか未来の地球を舞台に、主人公の少年が機械生命体ゾイドともに数々の冒険を繰り広げるアクションアドベンチャーで、おもちゃの発売終了後も根強いファンの支持を得ていた。テレビ放映に合わせて、おもちゃ本体も8月28日にTOMMYから復刻発売される予定だ。
≪編集部 堀田ハルナ≫
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