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旺文社、英会話教材の競作・販売システム“クリエーターズオープン”を発表、9月から教材の購入が可能に

1999年08月18日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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(株)旺文社は、会員制コンテンツモール“知の市場”において、英会話教材の競作・販売システム“クリエーターズオープン”を発表した。これは、旺文社が用意した素材を利用し、一般クリエーターが英会話教材を作成、それを一般学習者に同サイトで販売しようというもの。“クリエーターズオープン”は12月27日まで運営され、教材の購入は9月から可能となっている。

“知の市場”は、東日本電信電話(株)と(株)エヌ・ティ・ティ・エムイー情報流通がプラットフォームを提供し、旺文社、(株)編集工学研究所、(株)毎日新聞社、ヤマハ(株)、(株)東芝がコンテンツやサービスを販売・提供するというオンラインモール。このプロジェクトは、通産省の先進的情報システム開発実証事業に採択され、同省から予算が計上されている。実験期間は12月27日までで、実証実験の結果をもとに、事業化の検討を行なうという。

まず、一般クリエーターに対し、旺文社が英会話教材の基本素材(例文・音声など)を用意。それを基に制作した英会話教材を募集する。送られてきた作品に対しては、旺文社が内容を審査。その審査を通過した作品について、旺文社はクリエーターと販売契約を交わし、価格を決定する。価格は1本数百円程度が想定されている。

この一連の流れを経た後、“知の市場”内に設けられた“クリエーターズオープン”のスペースで、一般学習者向けに販売が行なわれる。購入の時の決済方法は、エヌ・ティ・ティ情報開発(株)が提供する会員制の決済サービス“BISKETS”を利用することになる。

なお、教材制作に使用する英会話教材の基本コンテンツは有料となっており、サイト内から素材をダウンロードする方式をとる。1作品を制作するためには、5000円が必要。こちらの決済方法もBISKETSのみ。

“クリエーターズオープン”のトップページ。毎週水曜日午前中は保守メンテナンスのためサービスを停止している
“クリエーターズオープン”のトップページ。毎週水曜日午前中は保守メンテナンスのためサービスを停止している

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