(株)イマジカは、VJ(Visual Jocky)*ソフト『composite
station』を10月8日に発売する。このソフトは、複数の動画ファイルをパソコンのキーボードに割り当て、音楽に合わせてキーボードを叩きながら、動画の編集を行なうというもの。森琢磨氏が開発したフリーウェア『composite』の上位版にあたり、キーボードアサイン表を確認しながら、画面プレビューできるのが特徴。
*VJ(Visual Jocky):音楽に合わせて、複数のイメージデータを編集してパフォーマンスを行なう人、もしくはそのパフォーマンス。DJ(Disk
Jockey)の映像版である。
画面左上のロゴ部分で画面が確認できる。画面左下でキーボードアサインが一覧できる |
同ソフトには、サンプルとして、120以上の動画ファイルが収録される。画像の編集は32のレイヤー合成に対応し、上下・左右反転/4分割/ブラー/逆再生といったエフェクトが用意されている。なお、音楽の編集はできない。編集した動画の保存は、独自形式でのみ可能。編集した動画のプレビューは、編集用インターフェースでの320×240ドットのプレビュー(上図)と、編集用のメニューを隠したフルスクリーンサイズのプレビューの2通り。また、外部ディスプレーとスキャンコンバーターを接続し、コンバーターのズーム機能を利用することで、手元のパソコンでは編集用のインターフェースで、外部ディスプレーではフルスクリーンで表示するといったことも可能。
入力可能なファイルは、AVIファイル、QuickTimeファイル、MPEG 1/2、ビデオ入力、静止画ファイル(BMP/JPEG/GIFなど)。各ファイルをソフトに登録する際には、自動的にリサイズが行なわれる。操作はパソコンのキーボードによる入力のほか、MIDIに対応した鍵盤やギター、シーケンサーからの操作も可能になっている。
手前の男性がキーボードを使って画面を編集している |
対応OSは、Windows 95/98/NT4.0(SP3適用以降)。推奨される環境は、Internet
Explorer 4.01、ActiveMovie、DirectX Media 6.1、DirectX 6.1、QuickTime 4.0が動作する環境。価格は1万9000円。