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TEPIA第12回展示“暮らしのデジタルインパクト展~変わる21世紀の日本”が開催

1999年08月06日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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財団法人機械産業記念事業財団は、TEPIA第12回展示“暮らしのデジタルインパクト展~変わる21世紀の日本”を開催した。



TEPIAは、機械産業記念事業財団が、高度情報化社会に向けて国際的な産業協力の推進と国際交流の活性化を図るための場として設立した建物。テーマに沿った展示を定期的に行なっており、暮らしのデジタルインパクト展は第12回目の展示となる。

展示会場は、(株)ソニーのペットロボット『AIBO』など、各メーカーが発表したロボットを展示した“ウェルカムコーナー”、情報技術の流れを年表で説明する“デジタルの流れ”、高度道路交通システムについて解説する“ITS”、ICカードを展示する“金融・サービス”、情報家電を展示する“情報家電・デジタル放送”、ウェアラブル製品を展示する“モバイル・ウェアラブル”、家庭用ゲーム機やサイレント楽器などに実際に触れることが可能な“エデュテインメント”、医療介護関連製品を展示する“福祉・介護”、オフィス関連製品を展示する“ITオフィス”、リサイクル技術について説明する“エコロジー”の10コーナーに分かれている。

“ウェルカムコーナー”のロボットたち。写真はシーエーアイ(株)が開発した鳥形メカペット『ガァーコ』。マイクを使って「こんにちは」や「歌って」など、特定の言葉で話し掛けると、喜んだり怒ったり、はたまた歌を歌ったりして反応する。元々は、高齢者の話し相手ができる介護用ロボットの研究過程として試験的に制作されたものだった。しかし、反響が大きいため、市販用のメカペット第2弾を開発し、年末に限定100台を販売する予定という。先行予約開始は今秋で、価格は約10万円“ウェルカムコーナー”のロボットたち。写真はシーエーアイ(株)が開発した鳥形メカペット『ガァーコ』。マイクを使って「こんにちは」や「歌って」など、特定の言葉で話し掛けると、喜んだり怒ったり、はたまた歌を歌ったりして反応する。元々は、高齢者の話し相手ができる介護用ロボットの研究過程として試験的に制作されたものだった。しかし、反響が大きいため、市販用のメカペット第2弾を開発し、年末に限定100台を販売する予定という。先行予約開始は今秋で、価格は約10万円



 

ここでも人気の『AIBO』(写真左)と、6日のみ特別展示のオムロン(株)の介護用猫型ロボット(写真右)ここでも人気の『AIBO』(写真左)と、6日のみ特別展示のオムロン(株)の介護用猫型ロボット(写真右)



“モバイル・ウェアラブル”のウェアラブルファッションコーナー。写真は未来の子どものファッション。頭に現在位置を確認するヘッドシステムを装着している
“モバイル・ウェアラブル”のウェアラブルファッションコーナー。写真は未来の子どものファッション。頭に現在位置を確認するヘッドシステムを装着している



“情報家電・デジタル放送”のホームネットワークシステムの展示。左上のエアコンや中央の冷蔵庫、右上のテレビを中央手前の端末で操作できる。エアコンの設定や、テレビ番組の録画はもちろん、冷蔵庫の中の賞味期限の切れた食品のチェックも行なえる
“情報家電・デジタル放送”のホームネットワークシステムの展示。左上のエアコンや中央の冷蔵庫、右上のテレビを中央手前の端末で操作できる。エアコンの設定や、テレビ番組の録画はもちろん、冷蔵庫の中の賞味期限の切れた食品のチェックも行なえる



機械産業記念事業財団の常務理事である林俊太氏は、「21世紀を目前に控え、世界各国で“デジタル革命”といわれるほど、情報技術が発展し、社会の各分野に大きなインパクトを与えている。日本でもインターネットユーザーが急激に増加し、現在の利用者は1700万人だという。情報化の波は、ビジネスだけでなく家庭や個人の暮らしにも波及し、21世紀のライフスタイルを大きく変えるだろう。今回の展示では、デジタル技術が今後の暮らしをどのように変えていくかをできるだけわかりやすく紹介する。また、可能な限り体験できるようにしたい」としている。

機械産業記念事業財団の林俊太常務理事
機械産業記念事業財団の林俊太常務理事



暮らしのデジタルインパクト展の開催期間は、8月6日から2000年3月24日まで。期間中は、イベントやセミナーなどを定期的に行なうという。また。一部出展物を変更したポスト展示を2000年4月中旬から6月中旬まで開催する。

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