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米SGI、Linuxプレインストールの新型サーバーを発表

1999年08月05日 00時00分更新

文● 岩沢徳子

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米SGIは2日(現地時間)、SGI Linux Environment 1.0に対応し、『Red Hat Linux 6.0』をプレインストールしたサーバーの『SGI 1400L』を発表した。

SGI 1400Lは、CPUとしてPentium III Xeon-500MHzを最大で4基搭載する。2次キャッシュは512KB/1MB/2MBから選択可能。このほか、最大4GBのメモリー(EDO)、最大109GBの内蔵HDD、32倍速CD-ROMドライブ、10/100Base-TのLANアダプターを搭載する。

拡張性については7基のPCIスロット、6基のUltra2 SCSI用デバイスベイを装備する。筐体はラックマウントタイプのほか、デスクトップタイプを用意。サーバーソフトとしてはSambaがバンドルされる。

Red Hat Linux 6.0をプレインストールした『SGI 1400L』Red Hat Linux 6.0をプレインストールした『SGI 1400L』



発売はすでに開始されており、価格は2次キャッシュ512KB、256MBのメモリー、9GBのHDDという構成で7935ドル(約92万円)。なお、同じスペックでWindows NT4.0をプレインストールした『SGI 1400M』も同時に発表されている。

また同時に、米Red Hat Software社と提携したことを発表した。提携の内容は、SGIが発売するインテル製プロセッサーベースのサーバーを対象に、『Red Hat Linux』を提供するというもの。また、現状ではLinuxの動作が保証されていない製品群について、両社が共同で研究開発を行なっていくという。

この提携により、SGI 1400Lをはじめとする同社のSGI 1000シリーズに、『Red Hat Linux 6.0』がプレインストールされることとなる。SGIではRed Hatとの提携によって、すべてのLinuxオペレーティングシステムに対応しうるソリューション作りを目指すとしている。

SGIのJohn R.Vrolykコンピュータシステムビジネス部門副社長は、SGI 1400Lの発売を機に、顧客に最高のLinux製品を提供すると語った。また、SGIはLinuxに注力していくとともに、マルチプロセッシングやジャーナリング・ファイルシステムのような企業への技術提供を先導していくとも語った。

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