28日から横浜・パシフィコ横浜国際会議場を中心に開催されている、Windowsプラットフォームの開発者向けテクニカルカンファレンス、“Microsoft
Tech・Ed 99 Yokohama”(マイクロソフト(株)主催)は、'95年から毎年開かれており、今年で5回目となる。今回はその参加者へのサービスについてお伝えする。
左右に広がっているのがパシフィコ横浜。後方に見える半円状の建物は横浜グランドインターコンチネンタルホテル |
会場となったパシフィコ横浜は、国立大ホール、展示ホール、会議センターからなる大きな国際会議場。今回も昨年とほぼ同じ約3000人の参加者を集めた。
基調講演など特別なものを除けば、セッション内容は“Windows”、“Office
2000”、“SQL Server”、“Exchange Server”、“Commerce Server”、“Windows
Communication, Networking and Interoperability”、“Building Windows DNA Applications”という7トラックに分かれており、1セッションあたり75分のものが、6トラックずつ並行して行なわれる。朝9時くらいから夕方6時過ぎまで15分の休憩をはさみながら行なわれ、3日間では90セッションにもなる。
気になる参加費は、1人3日間で11万円(1ヵ月前までに申し込めば9万9千円。MSDNなどの会員割引きもある)と、決して安くはないが、すべてのカンファレンスへの参加に加え、3日分の昼食、1日目と2日目の夜に行なわれるパーティー、さらにWindows
2000のベータ版ほか、さまざまな資料とCD-ROMが入ったTech・Ed特製バッグ、日経バイト誌の1年間無料購読サービス付きと特典は多い。さらにリッチに過ごすため(?)、隣接する横浜グランドインターコンチネンタルホテルを始めとした、近隣の海の見えるホテルの宿泊も特別料金で提供されている。ちなみに、横浜グランドインターコンチネンタルホテルのシングル利用は1泊2万2000円なり。
1人1台の環境で、ウェブベースのExchange Server対応アプリケーション開発を体験できる“Hands-on Session”。毎回人気で満員 |
各セッション会場の近くには、コーヒーやジュース、かるい食べ物などが用意され、参加者は無料で自由に飲食できる |
参加者には、昼食が用意されるだけでなく、夜はウェルカムレセプション(初日)や、セッションの講師に直接質問をぶつけることができるピアトークパーティ(2日目)にも参加できる。
ュニケーション・センター”参加者は1人1人IDを与えられており、Windows 2000のユーザープロファイル機能を利用し、どのマシンでも自分のデスクトップマシンとして使用できる |
“ネットワーク・コミュニケーション・センター”のサービスを提供するサーバー群。コンパック、IBM、HPなどのエンタープライズサーバーが立ち並ぶ |
今回、参加者向けに用意された“ネットワーク・コミュニケーション・センター”では、開催中自由にメールを送受信したり、自分用のセッションスケジュールをプリントアウトしたり、といったことが可能で、多くの参加者が利用していた。このためにわざわざ1.5Mbit/秒の専用線を引いているという。
来年の“Tech・Ed 2000”は、同じパシフィコ横浜で、2000年7月26~28日に開催の予定。