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【ぱそまる'99 Vol.3】ブランドゥ、販促メディアシステムを開発、発表会場に元インテル会長の西岡氏が登場

1999年07月30日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)ブランドゥは、販促用の広告コンテンツ配信システム『digi+popTV(デジポップティーヴィー)』を開発したと発表した。



digi+popTVは、コンビニエンスストアなどチェーン店の各店舗に42インチのプラズマディスプレーを設置し、販促用コンテンツをチェーンの本部から通信衛星を経由して配信し、各店内で放送するシステム。リアルタイムの衛星放送とは異なり、各店舗にコンテンツ受信用サーバーを設置し、コンテンツをダウンロードした後、あらかじめ設定しておいたスケジュールにしたがってPCで再生する仕組みとなっている。

42インチのプラズマディスプレー
42インチのプラズマディスプレー



コンテンツは、静止画のフレームの中にTVコマーシャルなどの動画を埋め込んだ形式で再生される。メーカーごとにオリジナルのコンテンツを製作し、時節に合わせた商品情報やニュースなどを配信可能。コンテンツの基本編成は1時間で、メーカーの商品広告のほか、TV番組/ラジオ番組/雑誌の広告、音楽CDや映画公開、新作ゲームなどの情報も提供する。同社は、TBS、FM東京、ジャパンスポーツチャンネル、ミュージックチャンネルとタイアップして、各種コンテンツの提供を行なうという。

発表会場には、元インテル(株)代表取締役会長で、現在同社の取締役会長である西岡郁夫氏が登場した。

「皆様、ご無沙汰しております」と西岡会長「皆様、ご無沙汰しております」と西岡会長



「コンビニやドラッグストアなどに立ち寄る若い人たちは、特に購入したい商品がなく、なんとなく立ち寄るといった場合が多い。digi+popTVは、そういった人たちの購買欲を刺激するもの。店に入って放送を見ただけで、本日の特別セール商品などがすぐわかる。店舗の営業時間外には、社員教育用のコンテンツを流すといった利用も可能だ」

また、(株)マツモトキヨシがdigi+popTV導入を表明、12月1日に全店('99年7月末現在で408店舗)で運用を開始する。

マツキヨの松本副社長
マツキヨの松本副社長



マツモトキヨシの副社長である松本南海雄氏は「私の父が店を始めたころ、店内にサルを飼っていた。サルが見たくて子どもたちが店に来始め、その子どもたちが親を連れてくるようになり客が増えた。digi+popTVは、現在のマツモトキヨシの“サル”となるだろう」としている。

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