デジタル入出力機の市場に特化した市場調査とその分析を行なうジー・エス・エム(株)は28日、デジタルカメラ国内市場調査結果を発表した。同社は6月、自社が国内でデジタルカメラの販売実績のある主要メーカー12社に対して、今年上期までの販売実績と将来の見通しについてヒアリング調査を実施。その調査の結果に基づき、さらに分析を加えたもの。米民間調査会社のInfoTrends
Research Group社との共同プロジェクトとして行なわれた。
そのなかで同社は、'99年に200万画素クラスのものが市場の55パーセントを占めるが、徐々にその割合を落とし、かわりに、2001年には300万画素クラスのものが市場の5割を超えると予測している。
さらに、非パソコンユーザーのデジタルカメラの購入が今後増加するとし、その要因として、2000年から2001年にかけて起きると予測される100万画素クラスのデジタルカメラの価格の下落(2万~4万円台)と、デジタルDPEサービスの拡大を挙げている。
また、同社は非パソコンユーザーをデジタルカメラ市場に取り込むために、デジタルDPEの普及と、デジタルカメラの画像データを保存・閲覧する機能を持つ家庭用端末の低価格化が必要としている。
なお、デジタルカメラの出荷実績については、(社)日本電子工業振興協会(JEIDA)も6月に発表している。