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米アップル、'99年度第3四半期の業績を発表--出荷台数は40%増

1999年07月15日 00時00分更新

文● 編集部

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米アップルコンピュータは14日(現地時間)、'99年度第3四半期('99年4月~6月)の業績を発表した。これによると、売上高は前年同期比11%増の15億6000万ドル(約1872億円)、純利益は2億300万ドル(約243億6000万円)となった。なお、今回の業績には株式売却益が織り込まれており、それを除いた場合の利益は1億1400ドル(約136億8000万円)となる。

売上高に対する利益率は27.4%で、前年同期の25.7%から1.7%の向上を見せている。また、米国外における売上比率は45%を占めた。同社によると、iMacが好調な売れ行きを見せたことから、第3四半期の出荷台数は前年同期比で40%の増加を示した。

「第3四半期の業績で財務的に重要な点は、期末の流動資金が31億ドル(約3720億円)を超えたこと、6億6100万ドル(約793億2000万円)の転換社債の償還も無事終了したこと、期末在庫が1日未満となり、デルコンピュータ社をまたしても上回ったことが挙げられる」と、同社のフレッド・アンダーソンCFOは述べている。

この業績が発表した同日、同社は5億ドル相当の自社株式を買い入れ償却したことを発表した。この償却について暫定CEOのスティーブ・ジョブス氏は、「この自社株の償却が、アップルとその株主に長期的な利益をもたらすことを確信している」と語っている。14日現在における同社の株価総額約77億ドル弱(約9200億円)で、今回の株式償却によって、約6.5%の株式を償却したこととなる。

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