8日深夜から9日未明に掛けて、東京・秋葉原のT・ZONE本店は、『Microsoft
Office 2000』の販売開始カウントダウンを実施した。午前零時前に店の扉をもう一度開けるときには、かなりの人数がすでに待機していた。
特設の会場は、数十人の人波でごった返す。その喧騒の中から、カウントダウンの声が巻き起こり、「ゼロ!」と同時に、恒例のクラッカー炸裂。梅雨空を吹き飛ばす、熱気があふれた。0:30までに、数十本の『Microsoft
Office 2000』が販売され、その購入者は、ジャンケン大会の参加資格を得た。
ジャンケン大会の賞品は、T・ZONEオリジナルのパソコン『TIGRATO』。これが当たった、東京都小金井市の“あきら”さんと、千葉県市川市の“よしひろ”さんは、東京23区内ではないのにかかわらず、パソコンをその場で持ち帰ることで、思い入れの強さを披露。その他の購入者についても、毎度のこととはいえ、終電に間に合わないのを覚悟の上で訪れて、タクシーで帰る人がいるなど、パソコンファンの熱心さを見せつけた。
T・ZONEの吉田守仁氏によると、今回の特徴は、『Office 2000 Standard』、『Office
2000 Professional』、『Office 2000 Premium』のうち、推定小売価格でStandardより約2万円、Professionalより約1万円高いPremiumが、半数を占めたこと。『Office
2000』への、市場の期待の高さをうかがわせる。
なおT・ZONE本店は、9日の朝9:30から、東京・新宿店は、同じく朝7:30から営業する。
