BMCソフトウェア(株)は、今後のビジネス戦略を関係者に紹介する“「BMCソフトウェア」戦略発表セミナー”を実施した。
冒頭、米BMCソフトウェア社の上級副社長であるRichard Gardner(リチャード・ガードナー)氏が、BMCソフトウェア社のワールドワイド戦略について説明を行なった。
「当社は、企業におけるビジネスの目的に関わる“ビジネス・クリティカル・アプリケーション”に焦点を当て、アプリケーションの可用性やパフォーマンス、リカバリーを保証するアプリケーション管理ソリューション『Application
Service Assurance』を提供する」
「Application Service Assuranceは、“アプリケーションサービスマネジメント”、“データマネジメント”、“ITプロセスオートメーション”、“ストレージ&リカバリマネジメント”という4つのカテゴリーで構成される。これからは、Application
Service Assuranceを中心とした製品提供を行なっていく」と語った。
「Application Service Assuranceはグローバルに展開していく」(Gardner氏) |
また今後の事業展開として、「容易な操作性を備え、メインフレームやオープンシステムとの互換性を持った製品群をリリースする。このほか、顧客サポートサービスの充実や、顧客が利用できる問題解決用データベースの提供を行なう。また、業界をリードするテクノロジープロバイダーとパートナーシップを結び、統合的なソリューションを提供する」
「当社は、今まで行なってきたビジネスに誇りを持っているが、今後顧客に提供しなければならないものもある。それは、高品質な製品、サポート、サービスだ。また、業界のリーダーたちとの戦略的パートナーシップを組み、トータルソリューションを提供する。今後とも、顧客とともに成長してきたい」としている。
続いて、BMCソフトウェア(株)代表取締役社長の小野寺康一氏が、日本市場における今後のビジネス展開について説明した。
「われわれは、より少ない技術でシステムの統合化を図ることを目的としている。ビジネス展開のためには、問題解決のための提案能力、分析/解決ソリューションの構築能力、導入したソリューションの保証能力の3つを強化することが重要。この3能力が連関しあったサービスを提供したい」
「ただ製品を販売するだけではなく、その後どうサポートするかが重要」(小野寺氏) |
また小野寺社長は、今後の事業展開について「新たなソリューションであるApplication
Service Assuranceによって、個々のソリューションを有機的に組み合わせていく展開を図る。また、プロフェッショナル向けのサービスとして、導入プログラムの提案や、コンサルティングサービス、テクニカルワークショップなどを提供していく。さらに、テクニカルサポートセンターを設置し、当社全製品の技術サポートを行なう。そのほか、他社との強力なパートナーシップを今後も進めていきたい」としている。