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日本インターグラフ、最新3Dグラフィックカードを搭載したワークステーションを発売

1999年07月01日 00時00分更新

文● 編集部 綿貫晃

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日本インターグラフ(株)は、Windows NTベースのワークステーション『TDZ 2000 GX1』と『同 GL2』シリーズに、米インターグラフ・コンピュータ・システムズ社の3Dグラフィックカード『Intense3D Wildcat 4105』を搭載したモデルを追加した。このモデルは、デジタルコンテンツ制作やアニメーション制作、CAD/CAM、ビデオ編集などの用途に向いている。発売は7月。

『TDZ 2000 GX1』
『TDZ 2000 GX1』



今回ラインナップに追加されたのは、ミッドレンジモデルの『TDZ 2000 GX1』(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル)とエントリモデルの『同 GL2』(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル)。いずれも、各ラインナップの従来機種からグラフィックカード以外のスペック、筐体デザインなどの変更はない。

『TDZ 2000 GX1』(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル)と『同 GL2』(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル)の主な仕様は以下の通り



製品名


TDZ 2000 GX1(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル)


TDZ 2000 GL2(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル)


CPU


Pentium III Xeon-550MHz/Pentium II Xeon-450MHz(最大2基)


Pentium III-550MHz/Pentium III-500MHz/Pentium II-450MHz(最大2基)


メモリ


SDRAM 256MB(最大2GB)


SDRAM 256MB(最大1GB)


HDD


9.1/18.2GB (Ultra2 Wide SCSI)


4.3/9.1/18.2GB (Ultra2 Wide SCSI)


ビデオ


米インターグラフ・コンピュータ・システムズ社Intense3D Wildcat 4105(AGPx1)




CD-ROMドライブ


最大32倍速(ATAPI)




ZIPドライブ


-


内蔵型(100MB)


インターフェース


PCI×5、PCI/ISA×1、ISA×1


PCI×4、PCI/ISA×1、ISA×1


LAN


10BASE-T/100BASE-TX




拡張スロット


パラレルポート×1, シリアルポート×2,USB×2




サイズ


幅200×奥行き508×高さ654mm




重量


約25kg




OS


WindowsNT4.0日本語版プレインストール




付属ソフト


障害検出診断プログラム、Macfriendlyソフトウェア




価格はBTO方式を採用しているため製品ごとに異なる。TDZ 2000 GX1(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル)の価格は、Pentium III Xeon-550MHzのCPUを搭載し、メモリーはECC機能対応のSDRAMが256MB(最大2GB)、ハードディスク18.2GB(毎秒1万回転のUltra2 Wide SCSI)、100BASE-TX/10BASE-Tのインターフェースを搭載という構成で、165万5000円。

TDZ 2000 GL2(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル)の価格は、Pentium III 550MHzのCPUを搭載し、メモリーがECC機能対応のSDRAMが256MB(最大1GB)、ハードディスクが9.1GB(毎秒1万回転のUltra2 Wide SCSI)、内蔵型のZipドライブ(100MB)を搭載し、100BASE-TX/10BASE-Tのインターフェースを搭載という構成で、145万5000円。

『Intense3D Wildcat 4105』
『Intense3D Wildcat 4105』



Intense3D Wildcat 4105は、3Dグラフィックカードの新製品で、Wildcatシリーズの最上位モデル。『TDZ 2000 GX1』と『同 GL2』シリーズに搭載する形でしか提供されず、単体販売は行なわれない。このグラフィックカードは、3Dデータの座標変換などを高速化するジオメトリアクセラレーターチップを装備。16MBのフレームバッファーメモリーと、64MBのテクスチャーメモリーを搭載している。毎秒6800万ピクセルの表示が可能で、OpenGL、RenderGLに対応する。3D処理性能は、従来製品と比べ15パーセント向上しているという。

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