日本インターグラフ(株)は、Windows NTベースのワークステーション『TDZ
2000 GX1』と『同 GL2』シリーズに、米インターグラフ・コンピュータ・システムズ社の3Dグラフィックカード『Intense3D
Wildcat 4105』を搭載したモデルを追加した。このモデルは、デジタルコンテンツ制作やアニメーション制作、CAD/CAM、ビデオ編集などの用途に向いている。発売は7月。
『TDZ 2000 GX1』 |
今回ラインナップに追加されたのは、ミッドレンジモデルの『TDZ
2000 GX1』(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル)とエントリモデルの『同 GL2』(Intense3D
Wildcat 4105搭載モデル)。いずれも、各ラインナップの従来機種からグラフィックカード以外のスペック、筐体デザインなどの変更はない。
『TDZ 2000 GX1』(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル)と『同 GL2』(Intense3D
Wildcat 4105搭載モデル)の主な仕様は以下の通り
製品名 |
TDZ 2000 GX1(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル) |
TDZ 2000 GL2(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル) |
CPU |
Pentium III Xeon-550MHz/Pentium II Xeon-450MHz(最大2基) |
Pentium III-550MHz/Pentium III-500MHz/Pentium II-450MHz(最大2基) |
メモリ |
SDRAM 256MB(最大2GB) |
SDRAM 256MB(最大1GB) |
HDD |
9.1/18.2GB (Ultra2 Wide SCSI) |
4.3/9.1/18.2GB (Ultra2 Wide SCSI) |
ビデオ |
米インターグラフ・コンピュータ・システムズ社Intense3D Wildcat 4105(AGPx1) |
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CD-ROMドライブ |
最大32倍速(ATAPI) |
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ZIPドライブ |
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内蔵型(100MB) |
インターフェース |
PCI×5、PCI/ISA×1、ISA×1 |
PCI×4、PCI/ISA×1、ISA×1 |
LAN |
10BASE-T/100BASE-TX |
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拡張スロット |
パラレルポート×1, シリアルポート×2,USB×2 |
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サイズ |
幅200×奥行き508×高さ654mm |
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重量 |
約25kg |
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OS |
WindowsNT4.0日本語版プレインストール |
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付属ソフト |
障害検出診断プログラム、Macfriendlyソフトウェア |
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価格はBTO方式を採用しているため製品ごとに異なる。TDZ 2000 GX1(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル)の価格は、Pentium III Xeon-550MHzのCPUを搭載し、メモリーはECC機能対応のSDRAMが256MB(最大2GB)、ハードディスク18.2GB(毎秒1万回転のUltra2 Wide SCSI)、100BASE-TX/10BASE-Tのインターフェースを搭載という構成で、165万5000円。
TDZ 2000 GL2(Intense3D Wildcat 4105搭載モデル)の価格は、Pentium III 550MHzのCPUを搭載し、メモリーがECC機能対応のSDRAMが256MB(最大1GB)、ハードディスクが9.1GB(毎秒1万回転のUltra2 Wide SCSI)、内蔵型のZipドライブ(100MB)を搭載し、100BASE-TX/10BASE-Tのインターフェースを搭載という構成で、145万5000円。
『Intense3D Wildcat 4105』 |
Intense3D Wildcat 4105は、3Dグラフィックカードの新製品で、Wildcatシリーズの最上位モデル。『TDZ
2000 GX1』と『同 GL2』シリーズに搭載する形でしか提供されず、単体販売は行なわれない。このグラフィックカードは、3Dデータの座標変換などを高速化するジオメトリアクセラレーターチップを装備。16MBのフレームバッファーメモリーと、64MBのテクスチャーメモリーを搭載している。毎秒6800万ピクセルの表示が可能で、OpenGL、RenderGLに対応する。3D処理性能は、従来製品と比べ15パーセント向上しているという。