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沖電気、CTIとGPSによる位置情報サービスシステム“GPCTI”を発表

1999年06月25日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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沖電気工業(株)は24日、位置情報サービスシステム“GPCTI”を発表した。これは、GPS(人工衛星を使った現在位置測位システム)と同社のCTI(Computer Telephony Integration)サーバー『CTstage』を組み合わせたもの。通信機能を持つGPS端末の位置情報を『CTstage』が取得し、その位置情報をファクスなど情報取得用の端末に転送する。

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によって送信され、『CTstage』システムが置かれたオペレーションセンターが受けとる。センターではその情報を『CTstage』システムの画像サーバーやメールサーバーのデータと組み合わせて、位置情報取得用の端末にデータを配信する。位置情報取得用の端末としては、携帯電話やPHS、ファクスなどが予定されている。

“GPCTI”サービスに対応したGPS端末は、ソニーマーケティング(株)が供給する予定。形状に関する詳細は未公表となっているが、モニターが付属せずワイシャツのポケットに入る程度の大きさという。

音声帯域を利用したによる緯度・経度情報のデータ配信は業界初で、携帯電話のサービスエリアを網羅できることや、通常の半分以下の時間でデータ処理ができるといったメリットがあるという。

サービス開始は11月初旬を予定している。価格は、最小システム構成で600万円から。

*DTMF:Dual Tone Multiplexd Frequency:プッシュ回線の電話機などで、発信の際にダイヤルボタンを押すごとに発信される信号音

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