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【お知らせ】アスキー、Linux総合情報ウェブサイト“日刊アスキー Linux”をオープン、“Linux magazine”も月刊化

1999年06月24日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)アスキーは、Linux総合情報ウェブサイト“日刊アスキー Linux”を30日にオープンすると発表した。また、現在隔月で刊行している“Linux magazine”を月刊化し、月刊化第1号を9月8日に発売することも併せて発表した。

“日刊アスキー”編集部は、同社の各雑誌編集部間を縦断し、蓄積された過去のさまざなソースをインターネット上で効果的に再利用し、読者およびインターネットユーザーに提供するため新設された部署で、編集長は原哲哉氏。日刊アスキー Linuxは、その提供サービス第1弾となる。これまで同社は、弊サイト“ASCII24”の中で、Linux専用ページ“Linux通信”を提供していたが、30日をもって、Linux通信は日刊アスキー Linuxに吸収される形となる。

日刊アスキー Linuxは、主に下記5サービスで構成されている。

  • 今日のニュース
  • All ASCII Linux ISSUE
  • Linuxブックストア
  • グロッサリー・ヘルプ for Linux
  • Linuxナビゲーター
 

“今日のニュース”では、Linux関連の最新ニュースを随時掲載する。国内外の他ニュースサイトに掲載されたニュースのリンク集も用意するほか、過去のニュース記事(Linux通信の記事を含む)の検索も可能。また、コラムページや、Linux関連製品(ハード/ソフト)の実売価格などを紹介する“Linux関連ショップ情報”、Linux関連イベント/セミナーカレンダーも掲載する。

“All ASCII Linux ISSUE”は、同社の各雑誌のLinux関連記事を掲載する。記事内容の検索も可能。また、月刊Linux magazineの全内容をPDFファイル形式で提供する。

“Linuxブックストア”では、(株)アスキーイーシーと共同で、各出版社から発行されているLinux関連書籍/雑誌(バックナンバー含む)のオンライン販売を行なう。新刊情報や書籍販売部数ランキング、国内外のLinux関連雑誌のポイント紹介などを掲載する。

“グロッサリー・ヘルプ for Linux”は、同社がウェブ上で行なっているコンピュータ用語集“グロッサリー・ヘルプ”のLinux版。さまざまなLinux用語を解説する。

“Linuxナビゲーター”は、Linux関連サイトのリンク集。メーカー別対応マシン一覧や、メーカー別/分野別のLinuxアプリケーション一覧なども掲載する。

そのほか、上記5サービスのアクセスランキング(書籍の販売ランキングや、グロッサリー検索用語のランキング等)、読者アンケートなども行なう予定。意見交換の場としてのBBSも用意する計画という。

さらに、週ごとの特集を掲載。All ASCII Linux ISSUEで提供する各雑誌の特集や企画記事等をまとめ、日刊アスキー Linuxの切り口で読みやすい形にして提供したり、新製品の発売時期や大規模イベントに合わせた最新情報を掲載する。特集は毎週月曜日に更新予定。

今後の追加サービスとして、ハードウェア互換データベースやコンサルティング、セミナー等を予定。また、日刊アスキー自体の予定として、Windows総合サイト“日刊ASCII Windows(仮称)”や、グロッサリー・ヘルプの強化などが企画に上がっているという。

「日刊アスキー Linuxのキャッチフレーズは“ここにくれば目的の情報が見つかる”」(原氏) 「日刊アスキー Linuxのキャッチフレーズは“ここにくれば目的の情報が見つかる”」(原氏)

Linunx magazineは、月刊化に伴い発売日を毎月8日に変更、第1号は9月8日に発売する。価格は1490円で、付録としてCD-ROMを2枚添付する。編集長は岩本信之氏。なお、隔月Linux magazine第3号は、予定通り7月23日に発売する。岩本氏は「Linux magazine読者アンケートから、Linuxユーザーの典型的プロフィールは、パソコン歴10年以上の30代の男性で、コンピュータ関連技術職。Windows以前、つまりDOSの時代からパソコンに触れており、自宅では自作PCを使っている割合が非常に高い。主にサーバー設定方法といった技術情報を目的として購入している人が多い。これらの読者向けに技術情報をメインとした雑誌を提供したい」としている。

「(ウェブと雑誌との関係について)速報性が重要となるデイリーのニュースはウェブで、長文になりがちな技術情報は雑誌で提供するのがベストと考える」(岩本氏) 「(ウェブと雑誌との関係について)速報性が重要となるデイリーのニュースはウェブで、長文になりがちな技術情報は雑誌で提供するのがベストと考える」(岩本氏)

同社インフォメーションカンパニープレジデントの戸島國雄氏は「サーバーOSとしてのLinuxシェアは、'97年の6.8パーセントから'98年は17.2パーセントと急激に伸びた。特にインターネットOSとしては、'99年4月には30パーセント以上をLinuxが占めている。特にWindowsからの移行者が多い」とし、「今後ますます普及するLinuxの統合サイトとして日刊アスキー Linuxを立ち上げる。ここにくれば目的のLinux情報がすべてみつかるというものにしたい」としている。

「昨日までに起こったLinuxに関連するできごとを、すべて今日届ける」(戸島氏) 「昨日までに起こったLinuxに関連するできごとを、すべて今日届ける」(戸島氏)

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