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ソニー、デザイン/カラーを一新したパーソナル用途の17インチCRTディスプレーを発売

1999年06月23日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ソニー(株)は、個人ユーザー向けディスプレーの新シリーズ“HMDシリーズ”を発表、第1弾製品である17インチトリニトロンマルチスキャンCRTディスプレー『HMD-H200』を7月20日に発売する。価格はオープンプライスで、推定小売価格は8万円弱。

17型トリニトロンマルチスキャンディスプレー『HMD-H200』(ナチュラルピンク)
17型トリニトロンマルチスキャンディスプレー『HMD-H200』(ナチュラルピンク)



HMD(ホームマルチメディアディスプレー)シリーズは、個人ユーザーに家庭で利用してもらうことを前提に設計したというディスプレーの新シリーズ。従来のデザインを一新し、ディスプレーを“寝かせる”ことが可能。従来、17インチディスプレーの画面傾斜角が最大15度であったのに対し、HMD-H200は最大25度まで寝かせることが可能。また、画面の最下部も従来型に比べ約5cm低くなる。これまでのディスプレーは、画面位置が比較的高いところにあったため、上目使いで画面を見ることが多く目が疲れやすかったが、画面を見下ろす角度にできることで、目の疲れや、首や肩の負担が少なくなるという。同社では、このように画面角度を最大25度まで傾斜できるデザインを、体にやさしい形“Ergonomic Angle(エルゴノミックアングル)”と名付け、他のディスプレーにも採用したいとしている。

HMD-H200は、TVチューナーとスピーカーを内蔵しており、TVとしても利用可能。TVをウインドー画面で表示できる“MiniTV”機能を搭載。従来機種のウィンドー表示位置は5ヵ所までに制限されていたが、HMD-H200のウインドー表示位置は、横方向/縦方向のそれぞれ9ヵ所から選択可能で、ほぼ任意の場所に表示位置を変更できるという。

家庭内に設置してもらうことを考慮し、本体カラーはナチュラルブルーとナチュラルピンクの2種類が用意されている。ディスプレー部分には、平面ブラウン管“FD Trinitronブラウン管”を採用。本体フロント部分に、画面設定などのコントロールをひとつのボタンで行なう“ディスプレイマウス”を装備する。最大解像度は1280×1024ドットで、表示画面サイズは327×243mm。本体サイズは幅411.5×奥行き474×高さ390mm、重量は約22kg。

こちらはナチュラルブルーの“寝かせた”状態
こちらはナチュラルブルーの“寝かせた”状態



同社は、「デザインとカラー、TVチューナー内蔵という3点から、ディスプレーのホームマーケットを開拓したい」としている。

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