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第3回“日本オンラインショッピング大賞”の募集要項が発表

1999年06月15日 00時00分更新

文● 編集部 綿貫晃

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EC研究会は11日、第3回“日本オンラインショッピング大賞”の募集要項を発表した。

“日本オンラインショッピング(OLS)大賞”とは、日本のEC(電子商取引)やオンラインショッピングの分野で、その発展に貢献していると思われるサービスやWebサイトを表彰するもの。主催は、日本オンラインショッピング大賞実行委員会と任意団体であるEC研究会。共催は、(株)博報堂や(株)大広など、ECに関連する企業6社を予定している。

実行委員長は、慶応大学大学院教授の千本倖生氏。実行副委員長は、非営利の任意団体であるコマースネットジャパン運営委員長の井上英也氏と、マイクロソフト(株)常務取締役の大浦博久。選考委員には、一橋大学教授の松本恒夫氏や未来編集(株)社長の校條諭氏をはじめとする5名が予定されている。

なお、EC研究会とは、EC発展と次世代ECの振興などを目的に設立された非営利の任意団体。代表は『ECジャーナル』(メールマガジン)の編集長である土屋健太郎氏で、参加メンバーは約2600名。

賞についての説明を行なうEC研究会の土屋憲太郎代表
賞についての説明を行なうEC研究会の土屋憲太郎代表



募集期間

募集期間は、6月26日から9月6日まで。受賞の発表は9月24日、表彰式は10月15日を予定している。EC研究会によれば、応募件数は去年の2倍にあたる650件を想定しているという。

募集対象

募集対象は、“ネットワーク上で有形・無形のモノ・サ-ビス・コンテンツを、有料で販売・提供している企業や団体、個人”。あるいは“オンラインビジネスやオンラインサービスのうち、主として家庭や個人を対象としているもので、「商品やサ-ビスの選択」と「購買意思」をネット上の店舗やメニュ-で選択可能なもの”となっている。現在はまだ、オンラインショッピングが発展期にあるという認識のうえで、便利さ、簡単さ、面白さ、有益さ、などを優先して、成功事例を選考するという。

賞の種類

予定している各賞は、以下の通り

【大賞】  1社  50万円
【部門賞】 1社  10万円(各賞ともに)
 ・人気電網ビジネス賞
 ・ベストセラー賞
 ・地域社会貢献賞
 ・EC ビジネスサポート賞 (新設)
 ・最優秀ネット広告賞 (新設)
 ・ベストセキュリティ賞 (新設)
 ・ベストチャレンジ賞 (新設)
【奨励賞】     5万円
【敢闘賞】     3万円

ちなみに、第1回の大賞を受賞したのは、住商エレクトロニクス(株)の“ネットサイエンス”。第2回は、(株)ガリバーインターナショナルの衛星カーショップ“ドルフィネット”。

選考方法

選考は、選考委員や事務局によって厳正に行なわれ、部門賞を先に選考し、その後に大賞を選考される。もし大賞と部門賞が重なる場合は、大賞を優先させ、欠員の出た部門賞を繰り上げることがあるという。

応募方法

応募は、応募用紙を利用する方法と、ホームページを利用する方法が用意されている。応募用紙の場合には、FAX、電子メール、郵便のいずれも可能となっている。申し込みは、所定の申し込み用紙かフォームに必要事項を記入し、日本オンラインショッピング大賞実行委員会事務局へ送ることになっている。

選考委員である未来編集(株)社長の校條諭氏
選考委員である未来編集(株)社長の校條諭氏



選考委員である未来編集(株)社長の校條諭(めんじょうさとし)氏は、「アメリカに行くと、URLが大きく書かれた看板が目立ち、日本とのインターネットビジネスの差ががよく分かる。だが、そのアメリカでは、いよいよ日本もインターネットビジネスがブレイクすると期待されている。このOLS大賞が、日本のインターネットビジネスをブレイクさせる一助となれるよう頑張りたい」と述べた。

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