日本ベリサイン(株)は、AIU保険会社の“オンライン契約サービス”に、128bitSSL暗号化通信対応のデジタル証明書『ベリサイン・グローバル・サーバID』を発行した。国内損害保険業界では、すでにSSL方式による保険契約が行なわれているが、128bitSSL暗号化通信に対応するのは初めてという。これにより、インターネットを活用したオンライン方式での保険契約サービスが、128bitSSLの暗号化機能による保護を受けることが可能となる。
AIU保険会社は、128bit対応サーバー製品とベリサイン・グローバル・サーバIDを組み合わせたシステムを構築し、128bitSSL暗号化通信による高度な金融ECサービスの基盤をつくるという。
SSLは、米ネットスケープ・コミュニケーションズ社によって開発された暗号通信プロトコル。インターネット上でプライバシーや金銭などに関する情報を、安全にやり取りするために考案された。128bitのSSLは現在利用可能なSSLの最高レベル。また、ベリサイン・グローバル・サーバIDは、米国商務省の資格基準に適合した銀行や保険会社などに対して発行されるデジタル証明書で、この証明書によって128bitSSL暗号化通信を利用することが可能になる。