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パイオニア、有機ELマルチカラーディスプレイを製品化

1999年05月06日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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有機ELマルチカラーディスプレイを搭載したマルチCD/MDコントロールDSPチューナーMDアンプ『MEH-P9000』
有機ELマルチカラーディスプレイを搭載したマルチCD/MDコントロールDSPチューナーMDアンプ『MEH-P9000』



パイオニア(株)は、4色の有機EL(Electro Luminescence)素子を使用した『有機ELマルチカラーディスプレイ』を製品化し、下旬に発売するカーオーディオの表示部として搭載すると発表した。

有機ELは、炭素などの有機物を含む物質に電圧をかけることで発光する性質を利用した、自発光素子で、高輝度、高視野角、高速な表示応答速度(液晶の約1000倍)などの特徴を持つ。ディスプレーなどに使用した場合、それ自体が発光するためバックライトを必要とせず、薄型で小電力化が可能であるという。

今回同社が製品化した有機ELマルチカラーディスプレイは、'97年に世界で初めて製品化して車載用FMチューナーの表示部として使用した単色(緑)の有機ELディスプレーに続く製品で、緑、黄、オレンジ、青の4色表示が可能となっている。

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