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オリンパス、眼鏡タイプディスプレー『Eye-Trek』を発表

1998年04月14日 00時00分更新

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 オリンパス光学工業(株)は、眼鏡タイプの“フェイス・マウント・ディスプレー(FMD)”として、『Eye-Trek』を発表した。価格は6万5000円、6月20日に発売する。

 



 光学系に、偏心光学系と自由曲面レンズを取り入れた、独自の“フリーシェイプト・プリズム”を採用。従来の凹面鏡光学系に比べて、小型軽量化、高倍率、広フィールド、高輝度、高解像力、光量ロスの低減などが図れるとし、2m離れた位置にある62インチ相当の大画面と、約110g(ディスプレーユニット部)という軽量化を実現している。

 輝度は従来方式の約4倍、隅々までシャープな映像を実現したほか、装着時でも隙間から周囲の状況がわかる“シーアラウンド機能”を搭載している。

 映像素子は18万画素デルタ配列のTFT液晶カラーパネルを2枚搭載。入力信号はNTSC方式に対応、音声用のインナーヘッドホンも搭載している。大きさはディスプレーユニット部が幅170×奥行き55×高さ50mm(フレーム折り畳み時)、コントロールユニット部が幅51×奥行き128×高さ33mm、重さが80g(バッテリー含まず)。自動オフ機能を搭載した小型バッテリーの採用で、約3時間利用できるという。

 同社は、「同製品はコンシューマー向け」と語っているが、5月下旬から日本航空(株)のファーストクラスにおいて採用されるという。

 また、臨場感・没入感の高いジャンルの製品だけに、“ポケモン問題についての対応”という質問については、“15歳以下の使用制限”などにより、注意を促していくとしている。(報道局 井上哲郎)

http://www.olympus.co.jp/

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