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PFUが高精細の“国宝仏像”画像ブラウジングシステムを発売

1998年03月24日 00時00分更新

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 (株)PFUは、マルチメディアおよびデジタル技術の活用として、デジタルアーカイブ構想に基づくシステムとコンテンツ、『超高精細“国宝仏像”画像ブラウジングシステム』を開発し、発売する。価格はPCサーバー1台、クライアント3台、基本ソフトウェア、ブラウジング基本システム、国宝仏像コンテンツ1種類を含むシステム構成が、1700万円から。



 同システムは、平成8年度の情報処理振興事業協会(IPA)の特別プログラム事業で、国立文化財研究所の松島健氏の研究をきっかけとして開始し、京都の(株)同朋舎出版と共同で制作したもの。システムだけでなく、国宝仏像コンテンツは同デジタルアーカイブのために写真家の君島利彦氏が、65体の仏像を撮影した。撮影には11×14インチの大きなサイズのフィルムを使い、ひとつの仏像につき8方向からそれぞれ1200dpiでスキャニングし、16800×13200ピクセル、630MBのデジタルデータとして収録。

 この630MBの画像データを市販されている画像ソフトで表示させると7~10分かかるところを、同社の開発したブラウザーは任意の大きさで任意の場所を5秒で表示でき、十分実運用できるように設計されている。

 同システムは、おもに仏像彫刻研究データ、技術教育の教材、美術館や博物館の展示用として、今後3年間で100システムの販売を見込んでいる。(報道局 庄田恵美)

http://www.pfu.co.jp/topics/new980324.html

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