(株)ダイヤモンド・マルチメディア・システムズは、インテル社の3Dチップ、『i740』を搭載したグラフィックアクセラレーターボード『Stealth
II G460』などのデモンストレーションを行なった。発表は米国に合わせて4月中旬ごろを予定しており、価格なども未定だとしている。
AGP対応で、PentiumIIプロセッサーを搭載したPC上では、AGP×2モードのパフォーマンスを最大限引き出すという。高速な2Dおよび3Dの描画が行なえ、3Dでは“Hyper
Pipelined 3D”による画質とスピードの増強、“パラレル・データ・プロセッシング”による高いパフォーマンスの維持、“Pixel
Interpolation”による高いビジュアル品質、“ダイレクト・メモリ・エグセキューション”によるシステムメモリーとオンボードメモリーのフル活用などが図られている。
Windows95/NTに対応、1600×1200ドットで1677万色表示が行なえるほか、毎秒30フレームでMPEG-2の再生ができる、ソフトウェアDVDデコーダーなどを搭載する。
ただ、今回のデモンストレーションに使われたi740搭載ボードは、まだチューニングも不完全で、使用したPCのマザーボードもAGPの×2モードに対応していないことなどから、本来のパフォーマンスを見ることはできなかった。
同時に、先日発表したばかりの3Dアクセラレーターボード『Monster
3D II』やサウンドボード『Monster Sound M80』のデモンストレーションも行なわれた。また、来月には、『Monster
Sound』シリーズの上位モデルとして、64ボイス機能や米Aureal
Semiconductor社のA3Dテクノロジーなどを搭載した『Monster Sound MX200』(1万9800円)の発表を予定しており、OEM向けのサウンドボード『Sonic
Impact』の発表も予定しているという。(報道局 井上哲郎)
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