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NEC、DSUを内蔵したワイヤレスTA『AtermIW60HS DSU』を発売

1998年02月23日 00時00分更新

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 日本電気(株)は、発売中のワイヤレスターミナルアダプター『AtermIW60』にDSUを内蔵したモデルとなる『AtermIW 60HS DSU』を本日より発売する。価格は6万9800円で、出荷開始は3月下旬を予定。



 『AtermIW60HS DSU』は、通常のTAとして利用できるほか、『AtermIW60』やPHSをワイヤレス子機として利用できる。たとえば、『AtermIW60HS DSU』をISDN回線に接続し、その子機としてPHSを登録すれば、PHSをワイヤレス子機電話として利用できる。


・ワイヤレスデータ通信

 ワイヤレス子機として登録したPHSにパソコンや携帯端末を接続すれば、『AtermIW60HS DSU』の“PIAFSスルーモード”で32KbpsのPIAFS通信ができるだけでなく、PPP通信に変換する“プロトコル変換モード”で32KbpsのPPP通信が可能となる。

 子機は最大で6台まで登録でき、同時に2台が利用可能。なお『AtermIW60』をリモートステーションとして子機登録すれば、無線2チャンネルを同時に利用するNECの独自モードにより、『AtermIW60』と『AtermIW60HS DSU』の間で最大64Kbpsのワイヤレス通信が可能となる。

・高機能S点端子ユニット対応(オプション)

 オプションのS点端子ユニットを利用すれば、他のISDN機器の接続が可能になる。また、S端子ユニットの代わりに高機能S点端子ユニットを利用してTA同士を接続すれば、それぞれのTAに接続された電話機で内線通話を行なったり、TAに接続されたパソコン同士でデータ通信を行なったりもできる。

・ターミナルアダプターの機能

 通常のTAとしては、同期64Kbps、非同期57.6Kbpsによる通信が可能で、Bチャンネルを2本同時に使用する“128KbpsマルチリンクPPP”により、最高128Kbpsのデータ通信が可能となっている。また、128Kbpsと64Kbpsを回線の利用状況により自動的に切り替えるBOD(Bandwidth on Demand)機能や電子メール着信通知機能のほか、NTTのナンバー・ディスプレイやINSボイスワープにも対応している。

 データポートを1基、アナログポートを2基装備するほか、停電時には別売りのニッカド充電池やアルカリ乾電池での利用が可能となっている。今後1年間で10万台の販売を目指すという。(報道局 中山実)

http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/9802/2301.html

http://www.mesh.ne.jp/aterm/

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