(株)オープンテクノロジーズは、米Software.com社のインターネット用E-mailサーバーソフト『Post.Office
3.1.2 日本語版』を2月15日に発売する。価格は10アカウントパック1万4000円から。WindowsNT
4.0(Intel)に対応している。同製品は、シングルサーバーのEメールシステムで、Webフォームによる管理、Spamメールやリレーの防止が可能。POP3サーバー、SMTPサーバーFingerサーバーに対応している。新機能としては、メーリングリスト機能をサポートしている。
同社は同ソフトのデモンストレーションなどを、2月4日~6日の間幕張メッセで開催された“NET&COM'98”で行なっており、また開発元の米Software.com社のCOO(最高業務責任者)であるValdur
Koha氏が来日し、製品についての解説などを、プレス向けに行なった。
席上、Valdur Koha氏は「これからのISP(インターネット・サービス・プロバイダー)は、電話が受話器を取るとすぐに使えるような“ダイヤルトーン・クオリティー”をもった、高品質のメールサーバーが必要になってくる。世界的に見ても、マネージメント・メッセージングサービスがさらに重要になってくるだろう」という。UNIX日本語版の発売については「技術者が開発している最中で、正確な日程は言えない。現在日本では日本高速通信などが、同ソフトのUNIX英語版を使っている」と語った。
次世代プロトコルとして注目されているIMAP4対応の製品の開発についても、「IMAP4はこれからますます標準化されるだろう。IMAP4に対応した製品を'98年の第4四半期には開発できると考えている」と語っていた。
米Software.com社の日本での役割については、「戦略的な日本の市場でのローカルなサポートをしていくことが重要だと考えている。アジアでの事業展開で東京はその拠点となるだろう」と、これからもオープンテクノロジーズとの友好的な関係を継続する意志を表明した。(報道局 庄田恵美)
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