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インターソルブがデータアクセスミドルウェア『DataDirect SequeLink4.0』を発表

1998年01月28日 00時00分更新

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 インターソルブ(株)は、データアクセスミドルウェアの新製品『DataDirect SequeLink4.0』の発表と、同社の今後の製品戦略について記者発表を行なった。

 同製品は、マイクロソフト(SQL Server)、インフォミックス、オラクル、サイベース、IBM(DB2/6000)のデータソースをサポート、半年以内にはDB2/400、DB2/MVSもサポート予定。サーバーは、WindowsNT、Solaris、AIX、HP-UX、EWS-UX、UXP/DSに対応、OS/400、MVSにも今後対応予定。クライアントプラットフォームは、Windows95/NT対応で、価格はWindowsNT対応版が、1システム30万円から、UNIXは1システム45万円からで、ユーザー数に応じて設定されている。

 4.0では、新たにSequeLinkサーバーODBC Socketが付け加えられ、ODBC準拠のデータソースへのアクセスが可能になった。また、アドミニストレーションツール、『SyncTool』により、クライアントの環境設定を遠隔地から行なえる。また、アプリケーションレベルの認証機能を一新したことにより、セキュリティーが強化された。


 この記者会見で、来日した米インターソルブ社副社長、エドワード・ピーター氏は、「テクノロジーリーダーとして、複雑なデータアクセスの世界を簡単にするのがインターソルブの使命」と述べた。データアクセス市場全体の収益増は19パーセントだったにもかかわらず、同社は20パーセント強の収益率の伸びを示しており、Platinumやサイベース、富士通やオラクルなどと、50以上のOEMパートナー関係を結んでいる。同社はマイクロソフトやサン・マイクロシステムズと技術提携、「あらゆるアプリケーションインターフェースに対応し、世界標準の企業データアクセスを可能に」すると、世界で30番目に大きなソフトウェア企業としての自負を見せた。

 同記者発表では、日本サン・マイクロシステムズ(株)のマーケティング本部、ソリューション企画推進部長、刀根繁氏がゲストスピーカーとして出席。「クライアントサーバーシステムは、管理・維持コストがどんどん上がっていき、その軽減と、メンテナンス性の向上、クライアント側の軽減が必須項目となってきている。Javaは、そのダウンサイジングと、マルチプラットフォームを実現させるためのものと言っても過言ではない。Javaは、Windowsとは、まったく違う土俵のモノ。“Write Once,Write Anywhere”つまり一回導入すれば、どこでも使えるというのががJavaのめざすもの」と述べた。

 インターネットの浸透とパソコンの普及により、どの企業でもコンピューターが使われるようになってきている。それにより、さまざまな問題がでてきていると思うが、ネットワーク環境の複雑さというのもそのひとつ。同社のように、使命を持ってそれに取り組む企業がソリューションを提供してくれるのではないだろうか。(報道局 酒寄公子)
http://www.intersolv.co.jp/

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