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富士通がCD-ROMタイトル『世界の車窓から[IX]スペイン編』発売

1998年01月21日 00時00分更新

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 富士通(株)は、CD-ROM作品『世界の車窓から[IX]スペイン編 ~マドリード発、列車でめぐるスペインの旅~』を2月20日に発売する。Windows版とMacintosh版があり、価格は各6600円。同ソフトはテレビ朝日系列で放映中の『世界の車窓から』の最新の映像を再編集し、新たに写真などを付け加えたもの。

 CD-ROMは2枚からなり、映像、スライドショー、静止画、QTVRによる360度のパノラマムービーにナレーションが加わり、スペインの列車での旅と観光を仮想体験することができる。

 



 1枚目はマドリードを起点とした、トレド、セビーリャ、グラナダの旅。スペインの新幹線AVEで、セビーリャに移動したり、フラメンコ見物やレストランをのぞいたり、郊外の散策などができる。今回から追加されたガイド機能により、観光スポットも教えてくれる。また“ドン・キホーテを探しにスペイン広場”などストーリー性のあるコースがそれぞれの街に複数あり、好みのコースを楽しめる。またひとつの街のコースを全部見終わると、新たに散策スポットのボタンが現われるという、見てからのお楽しみ的なオマケもついているという。

 2枚目では、ポルトガルも含めたイベリア半島を車窓から風景として見られる。列車のコースは複数の組み合わせを設定でき、ムービーが流れる。また列車の特徴や走行距離などの路線情報も見られる。1枚目、2枚目ともに、気に入った風景など(静止画/動画)は写真やビデオに収めることができ、あとでアルバムから、撮影日、撮影場所とともに、“旅の思い出”を楽しめる。

 『世界の車窓から』シリーズは'95年から発売され、今回で9作目。10作目の『スイス編2』は、5月に発売の予定で、これがシリーズの最後になるという。今後の戦略として、同社マルチメディア・コンテンツ推進本部長代理の落合隆氏は、「パソコンをさわったことがない人たちが、パソコンに親しめるきっかけになるようなタイトルを出していきたいと思っていて、バーチャル旅行やバーチャル生物などのCD-ROMを出しています。バーチャル旅行の車窓シリーズは、30歳から50歳ぐらいまでの男性が主な購買層、バーチャル生物(『TEO』)は主婦や子供に人気があります。車窓シリーズは、テレビ番組は続きますが、CD-ROMとしては次回作でとりあえずお休みします。バーチャル生物関係でなにか新製品を出すかもしれません」と語った。(報道局 若名麻里)

http://www.fujitsu.co.jp/

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