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富士通が、ディスク回転数4300rpmの3.5インチMOドライブのOEM販売開始

1998年01月20日 00時00分更新

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 富士通(株)は、ディスク回転数4300rpm、ライトシーケンス処理の最適化を行なった新しいライトキャッシュ“ウルトラ・キャッシュ”の搭載により、1秒あたり4.7MBのデータ転送速度を実現した3.5インチMOドライブなど、3機種5製品のOEM販売を開始した。

 国内では、(株)富士通パーソナルズが、『MockingBird-MO Fシリーズ』として、外付けタイプ、内蔵タイプなど2機種6製品を1月27日に発売することを発表しているほか、他メーカーへのOEM販売を行なう。また、海外では、同社のサブブランドである『DynaMO』ブランドで販売する。

 今回OEM販売を開始したMOドライブは、インターフェースがSCSI-2仕様の『MCB3064SS』(540MB/640MB、OEM価格は5万円)、『MCB3023SS』(230MB、同4万円)と、インターフェースがATAPI(ATA/ATAPI-4)仕様の『MCB3064AP』(540MB/640MB、同5万円)。主な仕様は3機種ともに、平均シーク時間28ミリ秒、バッファサイズ2MB、消費電力5.3Wで、大きさは縦148.4×横101.6×厚さ25.4mmとなっている。このうち、同社が「世界最速のデータ転送速度」と発表している1秒当たり4.7MBのデータ転送が行なえるのは、『MCB3064SS』と『MCB3064AP』の2機種。

 また、インターフェースがATAPI(ATA/ATAPI-4)仕様の『MCB3064AP』は、米America Megatrenda社、米Award Software International社、Phoenics Technologyなど3社が開発中のBIOSを搭載すれば、MOドライブから起動できるシステムを構築することも可能になる。

 同社では、MOドライブがDVD-RAMより有利な点として、「フォーマットの違いにより、サイズの小さいファイルのランダムな読み書きが、DVD-RAMに比べ速いこと」を挙げている。同社では、出荷後2年間で、3機種合計で500万台の販売をめざしている。(報道局 佐藤和彦)

http://www.fujitsu.co.jp/

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