（株）セガ・エンタープライゼスは、入交昭一郎副社長が、2月10日付けで社長に就任する、という役員人事を発表した。中山隼雄社長は、6月に開催される株主総会で定款を変更して新設される代表取締役副会長に就任する。
同社では、「当社は、業務用、家庭用ゲームを中心に幅広く事業展開を行なっているが、現在セガの最大の経営課題はコンシューマー事業を成功させることにる。そのためには、収益基盤であるアミューズメント事業をさらに充実させ、セガの一番の強みであるアミューズメント事業とコンシューマー事業のシナジーを発揮させていく必要がある。そして、コンシューマー事業のネクストステージでトップシェアを獲得するための体制を可及的速やかに構築するため、今回の人事を決定した」とのコメントを発表している。
また、すでに一部報道で、「同社の特別顧問に就任している廣瀬禎彦（株）アスキー専務が副社長に就任する」と伝えられているが、この点に関し、同社では、「現時点では何も決まっていない」としている。
入交氏は、'40年高知県生まれ、'63年東京大学工学部卒業、同年（株）本田技術研究所入社、'79年本田技研工業（株）取締役就任、'82年常務、'90年副社長就任、'93年セガ・エンタープライゼス代表取締役副社長に就任。また同氏は、（株）ネクステック会長、シムス（株）取締役、（株）シー・エス・ケイ総合研究所社長、（株）セガ・デジタル・コミュニケーションズ会長、Sega
of America社会長なども兼任している。（報道局 佐藤和彦）
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