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エプソン販売、'98年度販売計画目標は1600億円

1998年01月16日 00時00分更新

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 エプソン販売(株)の取締役社長、木村登志男氏は、都内で行なわれた同社の新製品発表会で、'97年度の当初の販売計画1300億円を達成できる見通しであることを明らかにした。また、'98年度は、PCの市場成長率をゼロと仮定しても、今年度以上の事業拡大を実施し、対前年度比123パーセントの1600億円を目標にするという。今年度も、昨年度から'97年度への対前年伸長率も同率であったが、達成できる見通しであるという。

 '97年の事業拡大の中核は、カラーインクジェットプリンター『PM』シリーズ4機種の売上に負うところが多く、同社のカラープリンター市場におけるシェアが大幅に伸びた。中でも、A3サイズ系のプリンターの売上の伸びが著しく、'96年と'97年のA4対A3の台数比率が9対1だったのに対し、'97年には5対1になり、販売金額比率は3.5対1であったのが、2対1に大幅に縮小された。

 '98年は、本日発表したカラーレーザープリンターと、インクジェットプリンターが販売の中核になると見込んでいる。「景気低迷で企業の情報投資が少なくなり、カラーレーザーの導入も難しいのではないか」、という質問に対しては、「経済不況とは言っても、大幅に黒字を出している会社もある。マスコミの騒ぎすぎという面もあり、不安感があって、予算があるのに予算を使わないというケースもあるかもしれない。ただ、カラーレーザーはどうしても欲しいという現場の声も強い。さらに、今までのカラー市場は、“カラーコピー機”で値段も高かったが、企業が導入するのは50万円前後になったとき。1年間で販売目標4万台は達成できると思う」と強気の発言だった。

 また、販売計画を達成するためにも、アウトソーシングの活用を含め、営業マンとサービスマンを今後3年をめどに現在の4倍にまで増やし、販売代理店との一体化も強化していきたいとしている。(報道局 酒寄公子)

http://www.i-love-epson.co.jp/

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