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米マイクロソフトとTele-Communications、次世代STBのOSで合意

1998年01月12日 00時00分更新

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 米マイクロソフト社と米Tele-Communications社(以下TCI)は10日、TCIの次世代セットトップボックス(以下STB)のOSに、マイクロソフトのWindowsCEを採用することで合意したと発表した。少なくともSTB500万台ぶんのライセンスが提供される。TCIは、'98年後半か'99年初めにWindowsCEを搭載したSTBの配布を始める予定だとしている。

 STBとは、テレビに接続して操作するケーブルテレビの受信装置。TCIの次世代STBは、テレビ信号の受信のほかに、デジタル放送やインターネットなどに対応した家庭向けプラットフォームとして期待されている。米国の多くの家庭は、ケーブルテレビ回線経由でテレビを受信しており、次世代STBが近い将来大きな市場となる可能性がある。

 だがTCIは9日、米サン・マイクロシステムズ社のPersonalJavaを次世代STBで採用することにも合意しており、最終的にどういう形になるのかは確定していない。マイクロソフトとサン・マイクロシステムズは、Javaをめぐって法廷で争っている最中だが、STBのプラットフォーム分野においても対立することとなった。(報道局 桑本美鈴)

http://www.microsoft.com/
http://www.sun.com/

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