日本サン・マイクロシステムズ(株)は、HA(アプリケーション・フェイル・オーバー)機能と、PDB(パラレル・データベース)機能を統合した、マルチノード・クラスター・システム『Sun
Enterprise Cluster Ver.2』の販売を、'98年1月から開始する。これにより、最大256プロセッサー、256GBのメモリーを搭載した高可用性システムを実現したという。
標準システムはクラスター・ノード『Sun Enterprise 1』(UltraSPARC-167MHz×1、64MBメモリー、2GBの内蔵HDD,12倍速CD-ROM)、8.4GB外部HDD、Sun
Cluster Ver.2ソフトウェア、クラスターインターコネクト、クラスターコンソール用ワークステーション。価格は663万7000円から。
同製品は、3月に発表されたクラスター・アーキテクチャー“Full
Moonクラスタ・プロジェクト”の中核となり、スケーラビリティーとRAS機能を持つSun
Enterpriseサーバー・ファミリーとストレージ製品を組み合わせることにより、広範囲な高可用性クラスター・システムに柔軟に対応している。また、TPC-Cベンチマークで、業界で初めて50000トランザクション/秒を記録したという。(報道局 庄田恵美)
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